話を聞かない子どもを変えるには。

話を聞く子どもはよく伸びます。

話を聞ける子どもは、誰かが話し始めた瞬間の反応が早いです。

もし、話を聞かなくて悩んでいる場合、名前を呼んで反応したらすぐ

 

「よく聞いてたね！」

 

「聞こえたんだ。すごい！」

 

と褒めることです。

名前でなくても、

 

「ねぇねぇ」

 

「ちょっと」

 

と言われて振り向いた時も同様です。

聞くのが苦手な子どもを変えるには、

 

「聞いて良かった」

 

「反応して良かった」

 

体験をさせることです。

聞けない子どもを変えるには、内容理解の前に、まずは反応する、話者に意識を向けるところから始めることです。

小学生でも、フルネームで名前を呼ばれても振り向かない、気がつかない、反応しない子どもはふつうにいます。

名前を呼ばれても反応しないということは、学校の教室の中では、ほぼ授業を聞いていないだろうと推測されます。

 

同じ学校、同じクラスで同じ回数授業を受けても伸びる子、伸びない子でわかれるのは、聞いているか、聞いていないかです。

 

社会人で

 

「あ、この人無理」

 

と断ち切られるのは、話を聞かない人です。

話を聞かない子どもは、親から見ると

 

「なんとかしたい」

 

という存在ですが、話を聞かない大人は、それだけでまわりを不快にさせる場合もあります。

 

「私、何もしてないのに」

 

と思っても、

 

「いやいや。あなた全然人の話聞かないじゃない。それだけで十分人を傷つけてるよ」

 

ということを認知できません。

大人になったからといって、ピンとくるようになるものでもありません。

 

「話、聞いてないなぁ」

 

と思ったら、反応した瞬間、意識を話者に向けた瞬間、

 

「すごい！」

 

「聞いてたんだ！」

 

「よっ！地獄耳！」

 

と言ってみましょう。

それだけで、聞くアイドリングの姿勢が変わってきます。

 

話を聞かない子どもは、耳の電源がオフな印象があります。

話を聞く子どもは、耳がいつでも反応できるアイドリングの状態です。

 

まずは、反応したこと、そのこと自体を褒めましょう。

 

「ん？」

 

と振り向く、意識を向けるだけで十分です。

参観日、話を聞いていないまま時間だけがどんどん過ぎていく子どもの姿を見て

 

「どうしよう」

 

と思われた方、やってみてください。

 

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