手段にこだわるか、結果にこだわるか。

暗記は重要です。

中学生が

 

「明日、英語のテストです」

 

ということで、私が日本語を言い、生徒が英語を言うということを繰り返しました。

ほとんど全ての生徒は書いて覚えます。

もちろん書いていいのですが、ちゃんと覚えて、ちゃんと思い出せるかどうか確かめることです。

目の前で言わせると、真剣に思い出そうとします。

 

「覚えました」

 

というより

 

「思い出せます」

 

と言いたくなった方が定着率は高いです。

 

書いて覚える方法は、まわりも生徒自身も、油断すると勉強しているフリだけになります。

誰かに見せるための勉強になります。

 

「とっくにバレてるからやめた方がいい」

 

と言ったこともあります。

 

書いている姿は、いかにも勉強しているように見えます。

本人も勉強している気になっています。

判断基準は、実際に点数を取ったか取れていないかです。

 

思っていたより点数が低い、順位が一向に上がらない、志望校の合格圏内に届かないというのなら、その甘い勉強法から足を洗うことです。

ゲーム漬け、YouTube漬けももちろん悪いですが、勉強した気になっているのも相当悪いです。

正直なところ、悪いことをしている自覚がない分、タチが悪いです。

 

鉛筆やシャーペンで手の側面を真っ黒にすると、

 

「いやぁ、いっぱい勉強したなぁ」

 

という気になります。

親も

 

「よく頑張ったね」

 

と言いたくなります。

ここで、本当に頑張ったかどうか、口頭で確認してみることです。

 

3分も聞けば、相当エネルギーを使います。

英語なら、発音の不正確さも見抜けます。

言えれば書けますが、言えなければ書けません。

 

受験生にもなれば、同級生と勉強時間の差はあまりありません。

週末は大きく差がつくでしょうが、平日はあまりつきません。

時間で差がつかないということは、中身を変える、濃度を濃くするということです。

 

そのひとつが、勉強した気になっているだけの勉強をやめることです。

勉強前と勉強後で覚えたことにほとんど差がないのなら、受験生なら今日から改めないと試験日に間に合いません。

点数の伸び悩みは、自分の甘さが原因です。

 

「ただ書いているだけじゃないの？」

 

と聞かれて図星で激昂している場合ではありません。

その勉強法を続けてもいいですが、志望校のランクは下げることです。

これが交換条件です。

 

できない生徒は手段にこだわります。

できる生徒は結果にこだわります。

結果にこだわるので、

 

「できるようになるなら何でもやります」

 

の姿勢です。

 

手段を選び、結果を捨てるのか。

結果を選び、手段を捨てるのか。

大事な2択で間違えないことです。

 

2023年新潟大学附属長岡小学校に合格しました。

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新潟大学附属長岡小学校受験14名合格（2023年12月6日）

 

2023年新潟大学附属幼稚園に合格しました。

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新潟大学附属幼稚園受験2名合格（2023年10月21日）

 

2024年3月長岡高校に合格しました。

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