自分の強みが自分の弱みに殺されることほど無意味なものはありません。

生徒が間違えた時、

 

「今やっといてよかったね」

 

とよく言います。

 

「本番じゃなくてよかったね」

 

ということです。

本番で何が出るかわからない以上、出そうなところをひとつひとつ潰していくしかありません。

ですから、出題範囲の中でできない問題が見つかった時、

 

「だからダメなんだよ」

 

というより

 

「今見つかってよかったね」

 

という気持ちになります。

 

弱点が見つかるのは幸運です。

弱点を克服すれば、それだけで志望校合格の確率が上がります。

あとは、本人が逃げないかどうかだけです。

 

昨日、中3全体に

 

「いくら理科や社会が良くても、英語があまりにも悪いと、理科も社会も英語に殺されるよ」

 

と話しました。

 

逃げる生徒の特徴は、理科と社会に逃げることです。

英語に逃げるタイプは滅多にいません。

（数学に逃げるタイプはそれなりにいます。）

 

定期テストの順位、模試の順位、どちらも

 

「理科のおかげ」

 

「社会のおかげ」

 

と思っていると、本番で覆されます。

なぜなら、理科と社会はみんな本番で点数を取るので、差がつかないからです。

 

差がつくのは英語と数学だと頭ではわかっていても、逃げる気持ちが勝つのが中学生というものです。

ですから、2時間半丸ごと英語の授業ということはよくあります。

 

自分の強みが自分の弱みに殺されることほど無意味なものはありません。

殺害を制止できるのは自分だけです。

めんどくささは、突き抜けると強みの死を招きます。

 

点数は出ました。

何をするかも伝えました。

やるべきことは手元にあります。

それは中3全員同じ状況です。

あとはやるか逃げるか、己が決めることです。

 

こちらは伸びる機会はつくっています。

弱点を発見し、克服する機会もつくっています。

それを

 

「でも理科は強いんで」

 

「でも社会は強いんで」

 

とノータイムで拒否していたら、それは伸びしろを自分で殺害しているのと同じです。

強みは他人に殺されません。

手をかけるのは、必ず自分自身です。

己の弱さが、輝き、自信になっていた得意科目を殺します。

 

得意科目を活かすなら、苦手科目と向き合うことです。

幼児にも小学生にも、

 

「好きなことをするのが一番ですよね」

 

と話します。

ただ、中3の秋、志望校合格が黄色信号なら、

 

「そろそろ嫌いなものも食べようか？」

 

「今まで散々好きなことはやってきたでしょ？」

 

という気になります。

 

10月なら、まだ克服は可能です。

危機感があれば、克服はできます。

克服すべきは英語です。

やってもやっても手応えがない英語です。

一向に点数が上がらない英語です。

それでも英語をやることです。

 

宝の山は英語に眠っています。

豊富な選択肢は英語に眠っています。

 

英語、やりましょう。

やってやりましょう。

 

2023年新潟大学附属長岡小学校に合格しました。

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新潟大学附属長岡小学校受験14名合格（2023年12月6日）

 

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新潟大学附属幼稚園受験2名合格（2023年10月21日）

 

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