優しそうで、見限っている。

やって当たり前のことをやっていなければ、結果は出ません。

やって当たり前のことをやるだけでは、ふつうの結果しか出ません。

当たり前ではないことをやることで、初めて群を抜いた結果が出ます。

 

点数を取る子どもとその親には、どこかふつうではない、度を越したところがあります。

まず間違いなく

 

「そこまでしなくても」

 

と言いたくなることを、とっくの昔から始めていますし、到底理解できないぐらいのことを現在進行形でやっているものです。

 

結果は過程次第です。

どんな過程を選択するかで、結果が変わります。

 

「それぐらい、もうできて当たり前でしょ」

 

というのができたところで、平均的、偏差値50、ふつうの子です。

 

「やればできるはず」

 

は妄想です。

重きを置くのはできていない現実です。

社長の思い込みより市場の現実を見ないと会社は傾きます。

現実を見る、数字を見ることは、望む結果がある親子にとって、どうしても避けられないことです。

 

ma・senkaの教室生には、

 

「検定会場に何をしに行くかって、満点合格しに行くんだよ？わざわざ時間を割いて、お金を払って、『ギリギリでも合格できたらそれでいい』なんて、そんなみみっちい考えするんじゃないよ」

 

と言っています。

 

「ほどほどでいい」

 

「ふつうにやってくれたらそれでいい」

 

という人は、必ず下降します。

欲がない人が目標を叶えたところを見たことがありません。

人に言えないほど、言ったら笑われるほどの大欲を持って頑張るからこそ結果が出ます。

 

「ギリギリでも、受かればいいんだからね」

 

という言葉は、プレッシャーにはならないですが、子どもの自尊心を傷つけることにはなります。

それは、

 

「だって、あなたに満点合格できる力なんてないでしょ？」

 

というメッセージでもあるからです。

 

母親でも父親でも、

 

「そこまでしなくてもいいんじゃない？」

 

という言葉は、優しそうに聞こえますが、

 

「子どもの心をズタズタにしていることをわかった上での発言なんだろうか」

 

と心配になる時があります。

 

「そこまでしなくていいよ」

 

は、

 

「お前には無理だ」

 

と同義です。

親が言えば、なんでも優しく前向きであたたかい言葉として受け取ってくれると思ったら大間違いです。

 

「私、クラスで特に目立ったところがないから、せめて勉強ぐらいは頑張って注目してほしいのに、なんで親は応援してくれないんだろう？」

 

と思っている小学生は実際にいます。

 

親は親の人生、子は子の人生です。

子どもががっかりしていたら、修正をするのは親の方です。

 

社員みんなの前で、

 

「⚪︎⚪︎課の皆さんは、目標下方修正で大丈夫です」

 

と言われて、

 

「よっしゃ！」

 

と喜べるでしょうか。

なんとなくネガティヴな気持ちになるのは、

 

「私たち、認められてないんだな」

 

「私たち、期待されてないんだな」

 

ということがわかるからです。

 

認めないとか、期待しないとか、「プラダを着た悪魔」のメリル・ストリープではないので、日常でそんなに真っ直ぐ言われることはありません。

 

優しそうで、見限っている。

 

これが日常でふつうに起きることですし、親も子どもに同じようにしている場合もあります。

 

「私たち、子どもに優しく接していますし、むしろ甘いぐらいなんじゃないかと思ってるんですけど、なぜか子どもに活気がないというか、自信がないんですよね」

 

という場合、見限っているというオーラが伝わっている可能性が多少あるのではないかと思います。

 

検定を受けられた方から続々と感想が届いています。

スッキリした方もいれば、もやもやが残る方、早く次の級を受けてスッキリしたい方と様々です。

 

本当に優しいのか。

優しそうで、見限っているのか。

それは子どもに伝わります。

 

もうすぐ夏至、暦の上では折り返し地点です。

今まで取り組んできたことを見返し、結果が残せていないところがあったら、

 

「そもそも、私がこの子に期待してなかっただけなんじゃないのかな？」

 

と自問自答してみましょう。

 

見限るのは早すぎます。

まだまだこれからです。

頑張っていきましょう。

やってやりましょう。

 

2023年新潟大学附属長岡小学校に合格しました。

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新潟大学附属長岡小学校受験14名合格（2023年12月6日）

 

2023年新潟大学附属幼稚園に合格しました。

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新潟大学附属幼稚園受験2名合格（2023年10月21日）

 

2024年３月長岡高校に合格しました。

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