ヒントが薄口〜濃くなっていく過程も拝見出来てとても参考になりました（幼児保護者）

一緒に参観させて頂いたお子様がとても良く出来ていたので、とても勉強になりました。

先生は少し背伸びしたら出来るギリギリのラインで進めておられて、

 

「これはすごい」

 

と思いました。

あのテンポで出来たら面白いだろうなぁと思います。

また、ヒントが薄口〜濃くなっていく過程も拝見出来てとても参考になりました。

家では先生が仰るようにいきなり濃いめになりがちです。

気をつけていても

 

「分かんない」

 

であきらめようとするので、最初はとにかくやってもらおうと、ついつい濃いめになりがちです。

また先生にご指導いただきながら頑張りたいと思います。

ありがとうございました。

（幼児保護者）

 

ヒントの出し方まで見ていただきまして、ありがとうございます。

ご自宅で、ヒントというより、ほぼ答えを言われている方もいらっしゃるのではないかと思うこともありますが、時間がない時は仕方ないですよね。

仕方ないのですが、薄いヒントから自分で考え、自分で解く経験をしないことには、思考力が育ちません。

思考力を育てるためには、子どもが自分で考えることです。

当たり前のことなのですが、子どもに対してヒントが濃い方は結構いらっしゃると思います。

 

ヒントはコース料理です。

コース料理では、一品目からいきなり肉汁したたるステーキが出てくることはありません。

最初はスープやパンといった、薄い味のものが出てきます。

そのイメージでヒントを出していくと、子どもに自分で考える余白が残ります。

 

焦る親は、いきなりメインディッシュを出してしまいます。

子どもの手が止まった瞬間、

 

「肉！」

 

「魚！」

 

と、いきなりメインディッシュを出していまいます。

これでは、薄いヒントに気がつきません。

 

薄いヒントとは、問題文です。

できない子どもは、まず、問題文を読んでいません。

 

「そんなのあり得ない！」

 

と叫びたくなる方もいらっしゃるでしょうが、できない理由が、ただ読んでないだけという子どもに、ほぼ毎日出会います。

 

読めばわかるのに読んでない。

聞けばわかるのに聞いてない。

これほどもったいないことはありません。

そのもったいなさは、

 

「時間がもったいない」

 

と思う親（多くは母親）が、いきなり濃いめのヒントを出し続けてきたからです。

 

濃い目のヒントを出す親に共通しているのは、

 

「答えを言ってあげたらすぐに覚えてくれて、次から自分でできるようになる」

 

と信じていることです。

そんなに簡単に覚えてくれるなら、誰も苦労しません。

思考力は、考えることで育ちます。

ショートカットしたい気持ちになりますが、どうしてもカットできないものはあるものです。

 

ヒントの出し方次第で、考える子どもにも考えない子どもにもなります。

親にゆとりがある時は薄めのヒントが出せても、もう食べなきゃいけない、もうお風呂に入らなきゃいけない、もう寝なきゃいけないと焦ると、とてもではないですが薄めのヒントなんて出す気になりません。

ですから、ヒントを出す前に、

 

「そもそもこの課題、子どもに合ってるのかな？」

 

と見直すことです。

あまりにも

 

「ヒント、どうしようかなぁ」

 

と悩んでいる場合、課題のレベルが子どもに合っていない可能性が高いです。

 

GWが終わりました。

今日から平日８日間で６名の方と個人面談があります。

何か少しでも問題解決のきっかけになればと思います。

テスト直前の生徒もいますね。

頑張って参りましょう。

 

2023年新潟大学附属長岡小学校に合格しました。

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