暗記は思い出せるようになってこそ。

暗記は思い出せるようになってこそ価値があります。

言われたらわかるレベルと、言われなくても自力で思い出せるレベルでは大きな差があります。

今、中高生はテスト前です。

守りに入る生徒は、書き写して覚えようとします。

攻める生徒は、問題を解いて、思い出そうとし、思い出せなかったことを覚えようとします。

志望校が決まれば、目標点数が決まります。

教室では全員姿勢が良いです。

なのにそれぞれ結果がちがうのは、家でよっぽど勉強していない証明になります。

すぐに思い出せるようになるまで暗記する作業はしんどいです。

「こんなにやって、なんで覚えられないんだろう」

と絶望的な気持ちになります。

ですが、それはできる生徒は全員通過したことです。

それぐらいのしんどさをストレスと思っていません。

学歴と仕事の出来が直結するとは思いませんが、ある程度相関関係があるだろうと思うのは、ストレス耐性の有無です。

できる生徒は覚え切るまで粘る力がありますし、できない生徒はあきらめが早いですし、

「覚えるためには、これぐらいしんどくて普通」

と思える人から順番に、上の学校に合格します。

書いて書いて書きまくると、達成感はあります。

ですが、問題用紙の空欄を見て思い出せなければ、その勉強法は間違っていたということです。

間違っていたら変えなければ、また同じような結果になります。

見守る親にとって一番苦しいのは、

「どうせ今回もダメなんだろうな」

という予感が当たる時です。

「だから言ったじゃない！」

が発動するタイミングです。

そのような子どもには、計画だけでなく、具体的な勉強の仕方、暗記の仕方から教えてあげる必要があります。

完全に自学自習に任せるのは怖いです。

離陸するには早すぎます。

もちろん、理解した上での記憶ではありますが、中高生の勉強のほとんどは暗記です。

覚えておかないとどうしようもない問題ばかりです。

ですから、

「いつか覚えよう」

と思って逃げないことです。

その

「いつか」

がやってきた時、どれほどのことを覚えないといけないのか、どれほどの内申点を挽回しないといけないのか、背負うものがどっさりあることを忘れないことです。

今、中高生はその

「いつか」

のタイミングです。

今覚えなければ、今思い出せるまで覚えなければ、テストの点数に反映されません。

まわりはテストの数字で生徒を判断します。

やる気があるなら、気持ちがあるなら、覚えきって気持ちを表明することです。

限られた時間、頑張っていきましょう。

2023年新潟大学附属長岡小学校に合格しました。

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新潟大学附属長岡小学校受験14名合格（2023年12月6日）

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