脳のメモリを寂しさに取られる。

先週がまぐれなのではないかと思ってしまいまして。

やはり自宅での様子からは想像できず、改めて先生と教室のお力を感じます。

待合室に新しく入った本にも興味があるようで、良い刺激をいただいております。

今後ともよろしくお願い致します。

（2歳0ヶ月保護者）

 

今回も親から離れて45分、泣くこともなく課題に取り組むことができました。

保護者の方に

 

「これだけできれば大合格です」

 

と伝えましたが、本当に十分すぎるぐらいです。

 

歩く、泣く、親のところへ行こうとする、ぐらいのことはあって普通と思っています。

それらが全くなく、課題に向き合っているのですから、それは現時点では大合格です。

 

課題に集中できる子どもは、心の中に

 

「ママがいない」

 

という寂しさがありません。

寂しさがある子どもは、年長になっても小学生になっても、課題に向き合いきれません。

脳のメモリの大部分を寂しさに取られているので、思考力に使える部分がほとんど残っていません。

 

メモリが残っていないので、課題の難易度はそこまで上げられません。

本当はできるかもしれませんが、何しろ寂しさに脳のメモリを取られています。

限られたメモリでできる課題を用意することになります。

 

ここで、よくわかっていない親は、

 

「もっと難しいのやってください」

 

「簡単だから子どもが嫌がるんじゃないですか？」

 

と、勘違いも甚だしい言葉を発します。

 

課題の難易度を上げられないのは、あなたの子どもの脳が寂しさで満たされているからです。

寂しさだけで、メモリが真っ赤に染まっています。

 

「紅だー！」

 

と叫びたくなるほど染まっています。

 

今週、2歳1ヶ月の子どもも、上記の2歳0ヶ月の子どもも、親から離れて45分間、フルでしっかり課題に取り組めました。

 

教室に行く時、親の脳裏に

 

「泣くんじゃないか？」

 

「嫌がったらどうしよう？」

 

という言葉が浮かんでいるのなら、課題の進みは遅くて当然です。

それは受け入れることです。

 

ただ、それに気がつくことができるのは、先取り教育、幼児教育の世界に足を踏み入れた方の特権です。

 

「弱点克服の時間が残されている」

 

のは、先取り教育の利点のひとつです。

弱点克服には時間がかかります。

時間がかかる理由のひとつは、親が変わらないからです。

 

できる子どもの親を見ていると、毎月進歩しているのがわかります。

 

「人間関係も変わったのかな？」

 

と思う場合もあります。

また、常に先の予定の話をしています。

 

親の考え方と世間のチューニングが合っていないと、子どもがしんどい思いをします。

 

「それは人それぞれでしょ？」

 

と言ってもいいですが、

 

「長岡高校を目指します」

 

「できれば理数科が良いです」

 

「その上で大学は国立しかあり得ません」

 

とまで言うのなら、今やることは自然に決まります。

それを

 

「子どもの気持ち」

 

に委ね切るのは博打にしか思えません。

少なくとも、教育の世界で取る論理的な行動とは思えません。

 

考えたくないかもしれませんが、目標があるのなら、〆切があるのなら、それに合わせた行動を取ることです。

〆切を意識することで、新たな発想がわきます。

 

「今、何をしたらいいかわかりません」

 

という人は、抱えている〆切を書き出してみてください。

カレンダーに書き込んでください。

〆切まで、あと日曜日が何回あるか数えてください。

そんなに時間がないことがわかります。

 

弱点克服には時間がかかります。

一番気がかりなことの解決には勇気もいります。

それを乗り越えようとすると、味方も現れます。

 

〆切に間に合うように、行動していきたいものですね。

 

2023年新潟大学附属幼稚園に合格しました。

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