ライバルに感謝する。

ライバルに感謝している親の子どもは伸びます。

大事なのは、親がライバルに感謝していることです。

 

通常、ライバルは嫌なものです。

 

「あなたには負けない」

 

「あなたがいなければ」

 

と思えるのがライバルですから、今の時代の空気とはあまり合っていないと思います。

 

ですので、子どもが

 

「あの子、いやだ」

 

と言った時、親がそのまま受け止めて、

 

「いやなんだ。じゃあやめよっか」

 

と判断します。

なので、伸びません。

 

ライバルほど子どもを成長させてくれる存在はありません。

 

「あの子、いやだ」

 

と言っていたら、よーく理由を探ることです。

 

ほとんどの場合、学力で負けているので嫌がっているはずです。

 

親は

 

「子どもの気持ちを考えて」

 

「子どもの気持ち最優先」

 

のつもりでしょうが、子どもが嫌がるのは、単純に

 

「負けたから」

 

です。

 

やめる人の理由は

 

「負けたから」

 

なのに、

 

「なんか、うちの子には合ってませんでしたね」

 

と筋違いの話をします。

もし、本気でそう思っているのなら、その親はだいぶズレています。

 

伸びる子どもの親は、

 

「あの子、いやだ」

 

の言葉を、そのまま受け止めません。

 

「あの子に勝ちたいんだな」

 

「もっとできるようになりたんだね」

 

と解釈します。

 

子どもの発する言葉は同じでも、それを受け止める親でここまでちがいます。

 

そして、

 

「私の子どもをここまで燃え上がらせてくれてありがとう」

 

と感謝します。

 

ライバルのおかげで頑張ろうと思います。

ライバルのおかげで、

 

「自分にしかできないことは何か？」

 

「あの子にはない、私なりの強みってどこだろう？」

 

と、一歩深く自己分析できるようになります。

 

特に小2以降は無垢のままではいられません。

どうしても心をかき乱される存在が目の前に現れます。

親としては

 

「純粋に楽しく勉強してほしいだけなのよ」

 

と思うものですが、子どもは子どもで成長の過程にいます。

だんだんまわりの子どもに目が行くようにもなります。

 

子どもは嫌がったり、悔しく思っても構いません。

むしろ、それぐらい気持ちが高ぶった方が結果が出るように思います。

 

ですが、親は感謝することです。

 

「うちの子があんなに燃えるなんて、あなたのおかげです」

 

と思えるかどうかです。

 

また、不思議なことに、AさんがBさんをライバルと思っていると、BさんもAさんをライバルと思っているものです。

さらに、1年、2年経ったあと、親友になる場合もあります。

切磋琢磨できるということは、価値観が近い部分もあるということです。

 

「あの子、いやだ」

 

に対して、親がどんな反応をするか、どんな判断をするかというのは、子どもの将来の人間関係にも影響を与えます。

 

「あの子、いやだ」

 

は、本当に嫌なんでしょうか。

実は、勉強で負けているだけではないですか？

 

その気持ちを解消するには、親がよーく話を聞いて共感することも大事ですが、一番の解決法は、勉強してできるようになることです。

その子よりも上の検定を取ることです。

気持ちは数字で変わります。

 

「気持ちを変えると結果が出る」

 

ではなく、

 

「結果が出ると気持ちが変わる」

 

こちらが真実です。

 

結果は心の安定剤です。

イライラしているのは、結果が手元にないからです。

数字を残す姿勢は、自分の心を満たすことにつながります。

 

今、あなたは誰に

 

「私の子どもをここまで燃え上がらせてくれてありがとう」

 

と言いたいですか？

 

「私の子どもをここまでやる気にさせてくれてありがとう」

 

と言いたいですか？

 

「あなたのおかげです」

 

と思える存在は貴重です。

これからも大事にしてください。

 

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