目標達成に向けて日々積み重ねていきます（小学生保護者）

お忙しい中貴重なお時間をいただきありがとうございました。

来年度の目標や流れも決まりましたので、今年度の目標達成に向けて日々積み重ねていきます。

いつも社会に出る時を見据えての御指導、感謝いたします。

（小学生保護者）

 

今週の水・木・金曜日、個人面談がありました。

皆さんそれぞれいくつも質問事項を用意されていましたので、気がつくと1時間経っていることもありました。

 

「日々積み重ねていきます」

 

とありますが、積み重ねていいのは、10年後のビジョンがはっきりしているからです。

ビジョンがはっきりしていない親子が積み重ねを重視するとチャンスを逃します。

反対に、ビジョンがあり、未来から逆算して積み重ねをしようとすると、無意識のうちに少し踏み込むことになります。

 

期限、〆切があると、人は間に合わせようとします。

ですが、期限や〆切は子どもにとってあまり良くないものというイメージがある方もいらっしゃるでしょう。

そのイメージがあると、

 

「やっぱり間に合わなかったか」

 

という未来が訪れます。

 

積み重ねることを続ければ、たしかに克服できます。

積み重ねることはとても重要です。

ただ、それだけですとチャンスを逃す人もいます。

チャンスを逃す人は、学習の優先順位が低い人です。

 

積み重ねるだけでも、子どもは伸びます。

伸びますが、未来のビジョンがなければ、日常生活の中で学習の優先順位は日々下がっていきます。

下がっていった結果、

 

「自分のペースで勉強するそうです」

 

というワードを用います。

 

勉強ができない人が自分のペースを優先したら100%不合格です。

なぜ、この未来が見えないのでしょうか。

 

積み重ねと言えば聞こえはいいですが、内実は落ちこぼれです。

 

「みんなについていけない」

 

を、強烈に美化した言葉です。

ですので、私は基本的に「積み重ね」という言葉はあまり好きではありません。

 

「未来から逆算して」

 

という言葉が「積み重ね」の前にある時に限り、

 

「積み重ね、大事ですよ」

 

と言います。

 

時代の空気として、

 

「期限や〆切は子どもにとって害」

 

という考え方があるのはよくわかります。

ですが、今、この文章を読んでいるあなたには、子どもに行って欲しい学校名を即答できるでしょうし、試験日も明確に答えられるはずです。

ということは、あなたには期限や〆切の概念は必要ということです。

変に気を遣って

 

「期限があるなんて可哀想」

 

「子どもはもっとのびのびと」

 

と思わないことです。

ふつうに定員は埋まりますし、後からあなたの子どもが割り込める可能性はほぼありません。

何しろ、まわりはみんなずーっと積み重ねてきた人ばかりだからです。

レッドブル3缶飲んで直前対策講座を受けたところで、間に合うはずがありません。

 

という未来まで全部わかった上で、

 

「期限があるなんて可哀想」

 

と思うということは、進学や学習の優先順位が、そもそも高くないということです。

あなたは、深層心理では子どもにそこまで長岡高校に行ってほしいとは思っていないでしょうし、国立大学に行ってほしいとも、そんなに思っていないという証拠です。

 

優先順位は言葉ではなく行動に出ます。

期限や〆切はありがたいものです。

期限のおかげで集中できます。

 

そして、ただ積み重ねるのではなく、未来を描き、そこから逆算した上で日々積み重ねたいものですね。

 

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