質問できる親の子どもは伸びます。

厚かましいお願いなのですが、この◯◯◯で先生がご紹介した書籍を教えて頂きたいです。

◯◯◯していないのに申し訳ありません。

（幼児保護者）

 

図々しいお願いですので、◯◯◯の方限定情報でしたら無視していただいて構わないのですが、◯◯◯の際に先生がお薦めされた本をもし教えていただけたらありがたいです。

（幼児保護者）

 

◯◯◯の中で気になる点があったので質問させてください。

（図々しくてすみません）

…中略…

気になりまして、質問させていただきました。

お時間ある時で構いませんので教えていただきたいです。

（幼児保護者）

 

この3日間で

 

「厚かましいお願い」

 

「図々しいお願い」

 

「図々しくてすみません」

 

と3件質問をいただきました。

 

質問できる親の子どもは伸びます。

これだけ私に気を遣いながらも、

 

「知りたい！」

 

の欲が勝っています。

一歩先に行く、頭ひとつ抜け出す、少しでも成長するためには、自分にとって大切なことを知ることです。

 

また、上記の方は質問されるだけでなく、授業を受けられるだけ受けています。

親が知識を得て、子どもが十分な時間学習すれば、

 

「これで伸びなきゃおかしい」

 

という心境になりますし、実際伸びます。

 

親の脳の中で子どもの教育の優先順位が上がると、自然に質問が湧いてきます。

1年中個人面談をしていますし、来週も3組個人面談の予約が入っていますが、熱心な人は質問が途切れません。

1時間でも2時間でも途切れません。

 

「ちょっと喋り過ぎたかな」

 

と心配になっても、

 

「先生、次いいですか？」

 

と止まりません。

それだけ日頃真剣に子育てしていれば、それは伸びます。

さらに伸びる方は、

 

「今、私は◯◯◯のようにしているんですが、これって合ってますか？」

 

と、自分自身へのダメ出しまで覚悟して求めてきます。

大人になっても、親になっても、何歳になっても、指摘されるのはつらいものです。

ですが、何名かの保護者の方は

 

「ちなみに、今やっているものを持ってきたので、見ていただますか？」

 

と、どんどんさらけ出します。

 

これは本当にすごいことです。

 

ふつう、病院では本音を言います。

 

「3日前から痛いです」

 

「昨日の夜から咳が出ます」

 

と正直に話します。

 

病院にまで来て

 

「いや、特にどこも痛くないですね」

 

「大丈夫です」

 

と言う人はいません。

 

ですが、学習塾ですと、うまくいっていなくても

 

「大丈夫です」

 

という言葉はよく聞きます。

こちらは、

 

（いや、大丈夫じゃないよね？）

 

と思っているから聞くのですが、しっかりこちらの目を見て

 

「大丈夫です」

 

と間違った心境報告をします。

ですから、

 

「今、私は◯◯◯のようにしているんですが、これって合ってますか？」

 

と聞けるのは、相当凄いことだと思います。

 

疑問、質問は、ほんの10分もすれば忘れます。

あれだけ質問できる、ダメ出しも覚悟できるということは、日頃から質問事項を書き溜めている証拠でしょうし、そこで気づいたことを実践し、その結果も含めた上で個人面談に持ち込まれています。

その姿勢は真剣ですし、真面目です。

そして、積極的です。

 

これからも

 

「不明瞭な点はその日に潰す」

 

つもりで教室を使ってください。

 

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