早速そういう視点で見てみました（年長保護者）

子どもによって課題の出し方も

「最初にゴールを見てから頑張れるタイプか、一歩ずつ頑張るタイプか見極める」

というお話も興味深く、早速そういう視点で見てみました。

たまたま私がピアノを弾いていてわかったのですが、私が完成形を弾くと

「こんなのできない！もうやらない！」

と言い、1フレーズずつ弾けるようになるまで練習し、弾けるようになったら少しずつ弾ける部分を増やしていく、というのは喜んでやっていましたので、○○は後者のタイプだと思いました。

（年長保護者）

大雑把でもいいので、全体像が見えた上でなら頑張れる子どももいれば、全体像なんかいらない、今やることだけに集中したいという子どももいます。

親が全体像を早く知りたいと思うタイプであっても、子どもが一歩ずつ進むことを求める場合、親の方が接し方を変える必要があります。

教育に熱心なだけでなく、仕事もでき、ある程度社会的に認められた親は全体像を求めることが多いように思います。

仕事では全体像の把握が大切だからです。

ただ、それは膨大な経験値を積んだ上で手に入れた能力です。

子どもにとって全体像なんて、まぁなかなか見えません。

ですので、全体像を見るよりは、一歩ずつを求める子どもの方が多いように思います。

ただ、全体像を早く知りたい、結局どこまでやればいいか知りたい、一番難しい問題はどんなのか知りたいしやってみたい、という子どももいます。

その子に対して、

「そんなことより、今日はこれ。これだけでいいの」

というのは、子どもからすると、何か否定された気になります。

知らされない、教えてもらえないというのは、

「意地悪だなぁ」

と思われることもあります。

そんなつもりは全くなくても、子どもがそう受け取ったらそうなのです。

子どもだけでなく、大人でも

「おれ、そんなの聞いてない」

と激怒している場面に遭遇したことがあります。

聞いてない、教えてもらってないというのは、人によっては相当な負担を感じます。

どちらのタイプが良い、悪いということではなく、

「今の子どもはどっちだろう？」

と思って観察することです。

また、

「得意なことは全体像を知りたい、苦手なことは1つずつで十分」

という場合もあると思います。

子どもが納得し、前進できるフォローをしたいですね。

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