「こんなにやるなんて過保護だ、と思わなくていい」と言っていただいたことが励みになりました（幼児保護者）

保護者の方と話す機会がありました。

思うのは、皆さんとても熱心ということです。

何度か先生から

「こんなにやるなんて過保護だ、と思わなくていい」

と言っていただいたことが励みになりました。

（幼児保護者）

と言われましたが、熱心になればなるほど色々思いつき、やってみようという気にもなりますが、

「そこまでするのってやりすぎ？過保護？」

と自重される方もいらっしゃると思います。

ですが、全然そんなことはありません。

いつも一緒にいる子どもを見て、

「こういうの、やってあげたら喜ぶだろうな」

と思うことは、積極的にされるといいと思います。

自重して、遠慮して知的好奇心が育つことはありません。

外から刺激を受けることで興味関心がわきます。

「好奇心って、そんなものじゃないと思います」

という意見も目にしますが、親が好奇心を刺激する設定をしようとするか、特に何も考えていないか、その差は果てしなく大きいです。

その大きさは、低年齢の頃はわかりません。

中学、高校と学年が上がるにつれ、

「え？そんなのやったことない」

「そんなところ、連れて行ってもらったことない」

「家に本なんて全然ない」

「親が本読む姿、見たことない」

と、家庭環境のビハインドを感じるようになります。

かつては、その環境をバネにして、ハングリー精神を持って上昇する物語もよく創作されていましたが、今はもう誰もそんな物語を信じません。

それは、日本の国力が全体的に下がっているのを感じているからです。

「いつからでも頑張れば、人は豊かに、幸せになれる」

は、もうあまり刺さる物語ではないように思います。

国力がある間は、偶然に任せて良かったのです。

国力がない時つらいのは、学力が低い人だけでなく、学力が普通レベルの人もです。

普通の学力でそれなりの年収を得られる仕事が、今の日本ではどんどん減っています。

それなりに意識して勝ち取る気持ちでないと、普通レベルの人も就職では低学力と同じグループに入れられます。

長岡なら、

「そんなのやり過ぎ」

と思っても、まだ足りないと思います。

教室では保護者同士で話を聞く機会もつくっていますが、それは保護者の方に感化されてほしいからです。

皆さん一所懸命考えて試されています。

当たることもあれば外すこともあります。

ですが、それら全て経験値としてたまります。

大人になって、能力も十分備わっているはずなのに一歩踏み出せないのは、それまでの経験不足を熟知しているからです。

「私、今まで何もやってこなかったな」

「機会はあったのに、全部避けてきたな」

「これをやったら必ず成績が上がるんですか？必ずメリットがあるんですか？と斜に構えて機会をただただ捨ててきたな」

という負の気持ちが、たった一歩踏み出すことさえ止めてしまいます。

「これなら子どもも喜びそうだ」

ということは、ぜひやってみましょう。

2022年新潟大学附属長岡小学校、附属幼稚園に合格しました。

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