多分終わると思います（中1）

昨日の午後、18:00までは年少から小3、18:10以降は中1から高2が受講していました。

時間帯が遅くなるにつれ、残された時間が短くなります。

 

一般的に幼児や小学低学年で1、2年先取りするのは普通にあります。

ですが、中学生や高校生で先取りしている生徒の数は劇的に減ります。

 

「あの時、あんなに強気だったのに、どうしちゃったんだろう？」

 

と思われながら、先取りどころか、今、目の前の課題ができず苦しみます。

 

小1で小3のことができるよりは、中1で中3のことができることの方が価値があると思っています。

価値があると思うのは、そのような生徒、長岡では少ないからです。

長岡には、先に進むことで得られるメリットがありません。

特に褒められることもなく、場合によっては

 

「なんでそんなことしてるの？」

 

とマジなトーンで聞かれます。

そこで怯む親は、幼児や小学低学年で先取りしていたのも結局は承認欲求、他人からの評価があったから頑張れただけだったということです。

 

中学生以上で先に進めている生徒は、本人に意志がある場合だけです。

親の承認欲求もお膳立ても、ほぼ効果がありません。

本人の意志次第です。

 

昨日、中1の生徒にテキストを指差しながら、

 

「あとこれぐらいで中2の数学が終わるけど、いつまでに終わらせたい？」

 

と聞きますと、

 

「7月までには」

 

と言われました。

 

「7月までには、ということは、6月中ってこと？」

 

と聞きますと、

 

「多分終わると思います」

 

と答えました。

 

もう、この時点で私は

 

「勝ち気だなぁ」

 

と嬉しくてたまりませんでした。

 

「あなたのことだから、それは6月中って言うでしょうけど、7月、夏休みに入るまでに終わるので十分よ。そしたら、中3の数学はいつまでに終わらせる？」

 

と聞きますと、少し考えていましたので、

 

「このペースなら11月末には中学数学一通り終わるよね。ただ、定期テストの勉強もあるから、実際は大晦日までには終わる感じになるとは思うけど、それでも良いペースですよ」

 

と伝えました。

 

教室生の中には、高い目標を持っている生徒も多いです。

また、高い目標を持っている保護者も多いです。

ですが、その目標を宣言する生徒はとても少ないです。

 

親子の会話で壮大な夢を語るのと、私に具体的な目標を告げるのでは意味が全く違います。

家でどんなに長岡高校だ、国立大学だ、と言ったところで、生徒本人が自分の口で私に目標を言えなければ、少し物足りないです。

だって、同じ年齢で言える人がいるのですから。

言えないというだけで本人にまだ覚悟が足りないということです。

 

成績、進学は妄想の世界ではなく、現実の話です。

壮大な夢を語る方が楽しいですし、楽ですが、本当に夢を叶えたければ、ちゃんと宣言することです。

宣言すれば、自然にやることが決まります。

その宣言をすることが怖いということは気持ちで負けているということですし、言語化できないという能力の不足も感じます。

気持ちと能力どちらも足りなければ、ふつう勝ち目はありません。

 

「7月までには」

 

と言える気持ちの強さは、必ず結果につながります。

目標が期日までに達成できるように、頑張っていきましょう。

 

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