これが新潟県に生まれた子どもたちの初期設定の環境です。

先生はその子にどういった取り組みが必要かという具体的なお話も上手にしてくださいますが（我が子たちは面談でお聞きしたお話をもとに4月の勉強スタイルを作り上げることができました）

・実行あってこそ

・コツコツ続けること

・根性

・負けてもあきらめない

など、取り組みの根底にあるべきもの、人として必要なことも上手に話してくださるので、勉強を通して身につけてほしいことの幅の広さを実感しています。

（教室生保護者）

ありがとうございます。

私がいつも思っていることが整理されていて嬉しいです。

特に実行については、ここ数年最も考えているテーマです。

実行機能障害は認知症の症状のひとつですが、身体が健全であっても実行できない、実行が続かないということはよくあります。

実行には本人の意志が必要ですが、本人の意志を動かすのはつくづく難しいと思っています。

夢があれば実行する、目標があれば実行するかというと、決してそうではありません。

実際、中3でも高3でもやらない生徒はやりませんし、試験30日前でもやりません。

じゃあ受験をやめるかというと、それはそれでリスキーです。

勉強ができれば確実に将来安泰とは言えないですが、できないよりはできた方が選択肢が広がるのが勉強です。

ただ、新潟県は大学進学率は47.2%ですが専門学校進学率が26.8％（全国一）の土地です。

勉強に対してのもともとのイメージ、期待値が他の県の人と比べるとおそらく低いでしょうし、

「勉強ができないことによるデメリット」

を想像することもあまりないと思います。

新潟県の大学進学率は平成17年に初めて40%を超えました。

ちなみに平成元年の大学進学率は19.4%です。

これが事実です。

この空気が全県下を覆っています。

ですので、いくらネットで受験や進学について検索して知ったところで（そもそも検索もしないでしょう）、それを実行しようという気にならない、また、頑張って勉強したところで、その努力を心から讃えてくれる大人が他県に比べると劇的に少ない、報われない土地です。

勉強しても褒められない。

勉強できても認められない。

これが新潟県に生まれた子どもたちの初期設定の環境です。

ですので、親が本当に頭を使って環境を選び、環境を探し、環境に足を運ばないと、ふつうに暮らしていては見つかりません。

平成元年に高校を卒業した人は、今も社会で現役でバリバリ働いています。

あの時の価値観のまま、大学進学率19.4%の価値観のまま、新潟県の社会は動いています。

「子どもの教育にちょっと熱心になっただけで、やたら風当たり強いな」

と思ったら大正解です。

あなたの勘は当たっています。

大学に進まない選択をした80.6%の人が社会をつくっています。

大学進学なんて「すごい」というより「珍しい」「変わってるね」と言われてもおかしくありません。

このような土地だからこそ、良い環境をつくりたいと思い、日々授業しています。

おかげさまで現在新潟大学附属幼稚園、附属長岡小学校、附属長岡中学校、長岡高校理数科の生徒が通っています。

長岡在住で教育に少しでも関心のある方なら、一度は脳内に出てきた学校でしょう。

その方々が通い、また、これらの園や学校を目指している方がたくさんいます。

長岡に住んでいながら、

「環境は普通に与えてくれるし」

と思っていたら大間違いです。

子どもの目の前にいる大人の80%は大学を知りません。

大学を知らない大人に毎日接してつくられる価値観をなめないことです。

東京都の大学進学率は69.8％、専門学校進学率は10.9%です。

ちがうのは、生まれ持った子どもの能力ではありません。

環境です。

これだけの事実を知ったら、あとは親がどう行動するかだけです。

親の実行能力が問われます。

2022年新潟大学附属長岡小学校、附属幼稚園に合格しました。

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新潟大学附属長岡小学校受験5名合格（2022年12月）

新潟大学附属幼稚園受験3名合格（2022年10月）

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