やっといてよかったね。

平日18:00までは幼児、小学生対象、18:10からは中高生対象です。

昨日出席した中高生は7名でした。

その時間帯、何度も言った言葉が

 

「やっといてよかったね」

 

でした。

いつもでしたら早い生徒なら1年先、ほかの生徒も少なくとも数ヶ月先の単元に入っていますが、連休明け、定期テストの範囲も出たところですので、今回のテスト範囲の数学を

 

「随分前にやったところだけど、一応やっておこうか。テストも近いしね」

 

と、懐かしい気持ちでやってみましたら、まぁ、全員うまく進みませんでした。

それは

 

「やっといてよかったね」

 

という気になりましたが、生徒たちも同じ気持ちだったのではないでしょうか。

 

良かったのは、生徒たちから

 

「ここまでのレベルの問題出るんですか？」

 

という声がなかったことです。

定期テスト、それも中1最初の定期テストなら、おそらく昨日のレベルの問題が出る確率はそこまで高くないでしょうし、出ても10点〜15点でしょう。

ですが、その先の高校受験でそれなりに高い目標を持っているのであれば、

 

「ここまでのレベルの問題出るんですか？」

 

「そこまでしないといけないんですか？」

 

は禁句です。

なぜやった方がいいかは、高校入試の過去問を見ればわかります。

中3になれば、中3で習う内容の勉強に時間を取られます。

 

「未来の自分は暇じゃない」

 

と見積もりしておくことです。

それならば、今のうちに進められるだけ進み、難易度を上げられるだけ上げた方が賢明です。

 

難易度を上げると、自己流でやってきた生徒、頑固な生徒ほど間違います。

 

文字が小さい。

読みづらい。

本人も読めない。

暗算しようとする。

 

これらの癖が、難易度が上がるにつれ目立つようになります。

本来取れたはずの点を取れないのはつらいです。

結果を出すためには、自分にとっては普通でも、成績の良い人にとってはあり得ない、絶対そんなことしない書き方、解き方から足を洗うことです。

簡単な問題なら自己流でいけます。

学校によっては、定期テストもそれで全然大丈夫でしょう。

 

ただ、それで高校入試に通用するとは思わないことです。

時間がかかりミス多発の自己流の限界を早めに悟り、自分にとっては異常なぐらい、気持ち悪いぐらい丁寧に解こうとしてみることです。

成績が良い人は、それを普通にしています。

その時、

 

「異常なのは自分だったんだ」

 

と気がつきます。

 

まだ時間はあります。

本当に

 

「やっといてよかったね」

 

です。

生徒が伸びるのは危機感を持った時です。

 

「こんなに間違えてる場合じゃない」

 

と思った時、一番伸びます。

 

生徒から目標を聞きました。

高い目標を聞きました。

保護者の方からも聞きました。

それならあとはやるだけです。

やってやりましょう。

結果を出してやりましょう。

 

2022年新潟大学附属長岡小学校、附属幼稚園に合格しました。

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