先取りどころか。

昨日の午前中、見渡すと11名いました。

まだ春休みです。

みんな学校が始まる前にテンションを上げています。

 

「先取り」

 

は、こちらが提案するものです。

保護者の方から

 

「先取りお願いしまーす」

 

と言われた場合、その子は99.9%遅れています。

先取りどころか、弱点補強と大幅な穴埋めに時間と労力が使われます。

 

熱心な方でも間違えます。

あまりにも多くの方が間違えるので、一時期、

 

「先取り」

 

という言葉が大嫌いでした。

今は「大嫌い」から「嫌い」ぐらいに格下げしましたが、まぁ、聞きたくない言葉のひとつです。

 

「先取り」

 

と、無意識に言ってしまう保護者の方が完全に忘れていることがあります。

 

 

ここは長岡です。

長岡なんです。

 

 

そう簡単に先取りなんてできない土地です。

長岡での先取りは全国での予選落ちです。

それぐらいに考えてふつうです。

多分、進学希望の高校生なら納得してくれるはずです。

 

箱根駅伝なら出れていません。

たとえ出たとしても、中継車はそのグループについていません。

それを悲しいことに中3でも勘違いするので、高1の全国模試で不登校、引きこもりになるのです。

昔っから、ずーっと自信過剰、井の中の蛙が続いた結果です。

 

ここは長岡です。

 

広尾界隈の教育垢を見て参考になんてしていたら、あまりの長岡との現実との乖離に頭髪全部根こそぎ白髪になります。

長岡であることを忘れたら総白髪です。

白髪が悪いとは言いませんが、それだけ激しいストレスを必ずどこかで感じます。

 

熱心で、夢を持ったら何を言ってもいい、何を想像してもいいというのは否定しませんが、思うのなら行動して、通過点をちゃんと時間内に通過することです。

 

2023年度入試で、新潟県内で東大に合格者を出した高校は3校です。

 

新潟高校16名

長岡高校1名

高田高校1名

 

以上です。

 

これが現実です。

東大をひとつの基準にするのなら、

 

「新潟高校に合格できないとふつうは無理」

 

と思うことです。

じゃあ、中学3年間の勉強で新潟高校に合格できる力がつくかというと、それは無理でしょう。

長岡に、そんなアップサイドを取りに行く空気はありません。

もし取れるのなら、少なくとも小4でギラギラ光ってないと、箸にも棒にもかからないと思います。

10歳にもなって

 

「まだ勉強なんて早いわよね。子どもはのびのびと！そう！のびのびと！」

 

と思っている人もいると思いますが、それは大学進学を考えないパターンの教育観です。

もし、あなたが大学進学まで考えている、しかも、結構メジャーなところを考えているのなら、年齢制限を超える前に通過点を通過してください。

 

あなたの気持ちは熱いかもしれませんが、世間は全くあなたに無関心です。

世間は世間のルールと判断基準を持っています。

そこに到達できていなければ、

 

「親の見通しが甘かった」

 

ということです。

 

 

小4でギラギラ光っている子どもは、小1ならとっくにまわりから一目置かれています。

こんなに情報がまわる社会です。

 

「実は埋もれた隠れた才能」

 

なんてありません。

隠れてなんかいません。

今のところ、ないのです。

才能を育てていないのです。

 

高校選びも同じで、

 

「倍率は低いけど、少人数で熱心に指導してくれるお得な高校」

 

なんて、新潟県にありません。

あるわけないじゃないですか。

倍率が低いのは避けられているからです。

この情報化社会で、

 

「本当は良いのに、あまり知られていない高校」

 

なんて、普通はないと思うことです。

倍率が下がるというのは、それ相応の理由があるからです。

その理由が、まだ、あなたの耳に届いていないだけです。

 

見るのは数字です。

行きたい大学に合格者を出している高校に進みましょう。

それが普通の道です。

 

2022年新潟大学附属長岡小学校、附属幼稚園に合格しました。

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新潟大学附属長岡小学校受験5名合格（2022年12月）

新潟大学附属幼稚園受験3名合格（2022年10月）

 

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