できる子どもからは、幼さを感じません。

ある小学生が検定の申し込みを自分でするようになったそうです。

 

「自分のことは自分でする」

 

というのは当たり前のように思いますが、その当たり前が意外とできないものです。

 

また、別の小学生からは

 

「算数検定6級に挑戦しようと思います」

 

と直接言われました。

多くの場合、保護者の方から

 

「今度、○級を受けます」

 

と教えていただきますが、子どもからダイレクトに言われることはあまりありません。

あったとしても、先に保護者の方から聞いて、後から子どもから聞く場合が多いです。

今回は、子どもから先に聞いて、こちらから保護者に

 

「受けるそうですね」

 

という流れになりました。

 

「算数検定を受けることを、今日、先生に話すと言っていました」

（小学生保護者）

 

ということですが、子どもから自分の意志が入っている言葉を聞くのは嬉しいですね。

 

また、ほとんど毎週テストを見せてくれる小学生もいます。

 

「カラーテストでも何でもとにかく、

 

『塾の先生に見せたい！』

 

『持って行きたい！』

 

と言うもので、お忙しい中、申し訳ありません」

（小学生保護者）

 

と言われましたが、これもこちらは嬉しいばかりです。

先月のある週、1週間で100点のテストを6枚見せてもらいまして、

 

「全部で600点じゃない！すごいよ！」

 

と話したことでした。

 

「ママ、先生に聞いといて」

 

「ママ、先生にお願いしといて」

 

「ママ、先生に言っておいて」

 

「ママ、全部やって」

 

と言う同級生がいても不思議でない学年で、自分のことは自分でできるというのは、それだけで群を抜けます。

 

 

できる子どもからは、幼さを感じません。

 

 

社会に出ても幼さの残る人は、何かあると人のせいにします。

 

「え？この状況で？」

 

と思う場面でも、心拍数ひとつ上げず、さらっと

 

「あなたのせいですよね」

 

と言えてしまいます。

 

自分からやってみる、自分から話してみる、親に頼らない、というのは大事なことです。

親がカバーしてもいいです。

フォローしてもいいです。

でも、自分から、という機会はつくり続けることです。

 

自分の手で申し込んだ。

自分の口で伝えた。

これも達成感になります。

 

 

ママにお願いして、ママが伝えて、ママが断られたら、

 

「ママ、何してんのよ！」

 

とママが怒られる。

 

 

いったい何をしているんですか？

 

この時間、いったい何だったんですか？

 

こんな不毛な時間、過ごしている場合ではないですよね？

 

 

 

「これは自分のことなんだ」

 

と自覚できません。

 

自分で申し込んだり、自分で伝えたり、自分から報告したりするようになった後、以前の自分を振り返ると、

 

「あぁ、昔、自分は甘えてたんだな。親に頼ってたんだな」

 

とわかるようになります。

 

検定に合格する人は沢山います。

同じ検定を持っている人が並んだ時、そこでちがいを出せる人であってほしいと思います。

 

2022年新潟大学附属長岡小学校、附属幼稚園に合格しました。

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新潟大学附属長岡小学校受験5名合格（2022年12月）

新潟大学附属幼稚園受験3名合格（2022年10月）

 

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