実施する学習塾の決算に間に合うだけで、子どもの学力は受験本番に間に合いません。

もう１月ですから当たり前でしょうが、年長は小１の内容を、小６は中１の内容を学習しています。

小６以上は100%無制限コースです。

ですが、私から無制限コースを勧めた人はひとりもいません。

保護者の方から

 

「無制限コースでお願いします」

 

と言われただけです。

人それぞれ、家庭それぞれに方針があります。

それに立ち入って、

 

「やらなきゃダメですよ」

 

「受講回数を増やしましょう」

 

と言う気はさらさらありません。

今後も言うつもりはありません。

 

たとえ、

 

「今のままでは多分間に合わない」

 

と思っても、口にすることはありません。

間に合わない思いをすることも、その人には必要だからです。

それだけの思いをしないと気がつかないことはありますし、それだけの思いをしてもまだ気がつかない、ということもあります。

 

自分で決めた道を進んでいれば、たとえ失敗したとしても気づきが得られます。

気がつけば、

 

「次こそは」

 

と気持ちを新たにがんばれます。

 

幼児の保護者でも小学生の保護者でも、将来の子どもの進学先に長岡高校の名前を出される方はいます。

ma・senkaにも長岡高校理数科の生徒はいますが、毎週15時間は受講しています。

それを知りつつ、もし

 

「うちの子は地頭は良い方だと思うんで、週に45分で大丈夫だと思います。私、家庭学習には自信があるんで。だって、1歳からもういっぱい色々やってるんですよ。うちだけは大丈夫です。他の方とはちがうので」

 

と言われたら、話を聞くだけでチックになりそうです。

 

ひょっとしたら、色々な判断を保護者の皆さんに委ねず、もう少し声をかけた方がいいかもしれません。

その方が伸びるかもしれません。

 

ですが、私はたとえうまくいかないことがあっても、そのような負の体験も悪くないと思っています。

一度負の体験をしてみないとわからないということもあります。

 

負の体験をしたくない人は事前に必死で準備します。

 

テスト前勉強せず、テストの結果が悪くて落ち込む。

それは反則です。

 

「こうなるのはわかってたじゃん。なにを落ち込んでるの？落ち込むぐらいなら勉強しとけばよかったじゃん」

 

そう言われても仕方ないです。

 

結果の裏には原因があります。

道理通りです。

 

 

開始時期は適切でしたか？

 

勉強内容は適切でしたか？

 

完成度は足りていましたか？

 

処理速度は十分ですか？

 

苦手分野はもうないですね？

 

 

受験となればこれぐらいのことは平気で自分に突きつけないといけませんが、これらの克服にはなにしろ時間がかかります。

直前対策講座なんかで間に合うわけがありません。

実施する学習塾の決算に間に合うだけで、子どもの学力は受験本番に間に合いません。

壺にお金を払う人をバカにしているかもしれませんが、間に合うはずもない時期に、効果もあるかどうかわからない講座に出るのは似たようなものです。

 

「対策」

 

という言葉があったら、誰が、どんな対策をするか確認することです。

大切な子どもを年収400万にも満たない講師に頭を下げて指導してもらうことの恐ろしさ、よく考えることです。

 

それで結果が出なくても当たり前です。

 

本来、勉強が嫌い、勉強が苦手、意欲的にならない、わがまま、といった子どもにこそキャリアがあり、組織の中では高い年収の人間が教えるべきです。

できない子どもを伸ばすのは大変なことです。

時間も労力も何倍もかかって当然です。

 

ですが、実際は勉強ができなくて困っている子どもの担当は、若さと組織への従順さだけで時給¥1,200をもぎ取る学生アルバイトです。

子どもに合わせると言ったところで、教材は一律、すべて組織内で決まっています。

それはそういう仕組みだからです。

看板の明るさ、デカさ、蛍光灯の多さに惹かれて吸い寄せられるなんて、新装開店のパチンコ店と同じです。

多少は親が頭を使わないと、お金はともかく、時間を失うことが何よりも痛いです。

 

若くて経験不足でお金のない医者に診てもらいたいと思う患者が、どこの世界にいるでしょうか。

誰が診ても変わらない、というのならともかく、深刻になればなるほど

 

「誰に診てもらうか」

 

が重要になります。

 

平均年収にも満たない人が語る

 

「必勝法」

 

なんて、ふつうは胡散臭すぎて避けるものです。

 

「お前が負けてるじゃん」

 

と言われて終わりです。

 

その講師は、あなたの子どもに合わせてくれますか？

組織に合わせ切ったあと、残りかすの意識で子どもに合わせていませんか？

 

親の選んだ環境で子どもは育ちます。

 

「今が最高」

 

なら今のままで。

 

「変えた方がいいかも」

 

と思うのなら探してみましょう。

 

2022年新潟大学附属長岡小学校、附属幼稚園に合格しました。

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新潟大学附属長岡小学校受験5名合格（2022年12月）

新潟大学附属幼稚園受験3名合格（2022年10月）

 

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