効果があるのは演習です。

能力が低いと、望む結果を得られるまでに時間がかかります。

能力が低いとは、そういうことです。

能力が低い子どもとその親ほど

 

「もっと勉強時間減らせませんか？」

 

「そこまでしなくても合格する方法ないですか？」

 

と、ずるい、せこい発想をし、しかもそれを口に出します。

 

そんなの、子どもの能力が高ければ全部解決します。

 

「勉強時間少なくて済む方法ないですか？」

 

と聞いてもいいですが、それを言うと、

 

「子どもの能力、高いですか？」

 

と逆に聞かれます。

 

自分の子どもの学力を、まるで他人の子どもの学力を見るように冷静な目で見てみて、

 

「話にならん」

 

と思ったら、

 

「時間をかけるしかないか」

 

と割り切ることです。

 

学校で同じ時間、同じ授業を受けて、思ったほど点数が取れないということは、能力が低いということです。

わかってないのですから。

 

前を見てもいないし、話を聞いてもいないです。

 

そんな子どもに、さらに授業をしたところで、そうは効果はありません。

 

効果があるのは演習です。

 

解けばできるようになります。

 

受講時間が同じでも結果が違うのは、解いた問題の質と量、特に量がちがうからです。

できない子どもの親ほど、

 

「伸ばしたい」

 

「まわりに追いつきたい」

 

と思ったら、演習時間を増やすことです。

 

能力が高ければ、そんなに時間をかけずに先に進めます。

勉強を見ていて、

 

「なんでそんなこともわからないの？」

 

と思うということは、能力が足りていないのです。

ですから、皆さんそうはなりたくないので、小学校入学前に能力を育て、学習の土台をつくるのです。

 

学習の基礎がない人は、小6の冬、中3の冬、高2の秋になっても勉強しません。

どうしても勉強ができません。

本人も苦しいんだと思います。

 

「やる気って、こんな時出るもんじゃないの？」

 

「漫画やアニメなら、ここで光が出たり音が鳴ったりして本気出すんですけど、私の場合出ないんですか？時期が来たら出るはずだと思って生きてきたんですけど、ちがうんですか？」

 

その勘違いをすることができるのが、能力の足りない子どもの特徴です。

振り返れば、勉強ができた時期なんてなかったはずです。

 

「そんなことないです！」

 

とは、まわりが言わせないか、まわりがみんな失笑か、どちらかです。

 

「そんなに必死にならないで」

 

と直接言われるか、陰で言われるか、言われもしないし気にもかけてもらえない無関心かです。

 

勉強ができないとわかったのに、なぜか

 

「未来の自分のやる気」

 

に期待をし、親もなぜかそれに乗っかり、

 

「自己肯定感って大事ですよね」

 

と勉強できない子どもを褒めに褒め、結果、

 

「実は私ってめちゃくちゃバカなんじゃない？」

 

と思春期に気がついて引きこもりです。

自己肯定感が上がりに上がったところで垂直落下です。

演習させずに褒めるだけなんて、子どもの心を折るための長い長い伏線としか思えません。

 

幼児期に基礎をつくるのは、楽しくできます。

年齢が上がり、これまで放置していたツケが出てくるタイミングで勉強を始めるから辛いのです。

後から始めたところで、そんなに席は空いていません。

早めに始めた人が死守します。

長岡で教育熱心な人が想像する高校は限られています。

みんな脳に浮かぶのはほぼ同じ高校です。

夢を叶えたければ、脳に浮かんだ後、

 

「これ、やった方がいいんだろうな」

 

と思うことをやることです。

 

2022年新潟大学附属長岡小学校、附属幼稚園に合格しました。