選択肢はいろいろあっていいのですが、選んだのなら、その道で頑張ることです。

「先生、次のテスト、理科が心配です」

 

「テストいつ？」

 

「2月です」

 

「え？もう心配してるの？」

 

2月のテストを今から心配している中学生ですが、成績は順調に伸びています。

 

「心配できる」

 

というのは、大切な能力です。

勉強が苦手な人ほど

 

「大丈夫です」

 

と言います。

 

「大丈夫です」

 

と言われたら、ちょっと不安になります。

 

勉強ができる人は、

 

「わからない」

 

「心配」

 

という気持ちから逃げない人です。

逃げるという選択肢を知らないわけではありません。

知ってはいても、

 

「逃げたところで…」

 

とわかっているので向き合っています。

 

勉強で困っている人は、

 

「ここで逃げちゃダメでしょ」

 

というところで逃げます。

親には

 

「逃げてないし」

 

と強気で言い返すかもしれませんが、

 

「解いてない」

 

という現実を知られて、果たしてどこまで

 

「逃げてないし」

 

と言い続けられるでしょうか。

 

 

先生からの〜が嬉しかったようで、帰宅してすぐに教えてくれました。

 

「もっと問題やりたいから、ママが問題作って！」

 

と言い、帰宅後も勉強しました。

 

「計算の問題集買う？」

 

と聞くと、

 

「欲しい！」

 

と大喜びでした！

 

「問題集に喜ぶ日が来るとは！」

 

とびっくりしますが、やはり嬉しいですね。

（小1保護者）

 

勉強に真正面から取り組むと、必ずどこかで楽しくなる瞬間があります。

特に、最初は

 

「やりたくない、苦手、わからない」

 

と思っていたことができるようになった時、やる気が爆発します。

バリアフリーの道を優雅に歩く勉強法もあるのでしょうが、今の子どもたちにとっても

 

「困難を乗り越える」

 

という経験は、知的興奮につながります。

ここまで楽しいと、それは興奮と言っていいと思います。

 

適切な知的刺激を受けると、子どもはそれに反応します。

物理で

 

「作用反作用」

 

が出てきますが、人の脳も同じです。

刺激があるから、なにかひらめき、心を動かされます。

その点、教室で年齢の近い子どもたちと一緒に勉強するのも、なにか刺激になっていると思います。

 

どの子どもにも潜在能力はあります。

その能力を育て、表に出る形にするのがこの教室の役目のひとつと思っています。

先日、個人面談で気がついたら3時間経っていました。

子どもがまだ小学生になっていなくても、それだけ聞きたい、知りたい欲を持たれている保護者の方もいらっしゃいます。

 

「逃げずに向き合う」

 

「だからできるようになる」

 

選択肢はいろいろあっていいのですが、選んだのなら、その道で頑張ることです。

選んだ上で怠けるのは、あまり魅力的ではありません。

 

「変わった道選んだなぁ」

 

と思っても、一所懸命その道で邁進している人は魅力的です。

不安になるほど一所懸命でもいいですし、授業後も興奮が冷めないほど一所懸命でもいいです。

その経験は能力として残るだけでなく、人生の糧にもなります。

 

今日から12月ですね。

今月も充実した毎日が過ごせますように。

 

2022年10月新潟大学附属幼稚園に3名合格しました。