高3になってやっと「まともな就職先がない」と気がつきます。

「この学年でこんなに勉強できるんだから、もっと褒められてもいいのにな」

 

と思う子どもが何名もいます。

いるのですが、

 

「学校で褒められました」

 

という話は滅多に聞きません。

褒められるため、評価されるために勉強をしているわけではもちろんないのでしょうが、やっぱり人は褒められたい、評価されたいという気持ちがどこかにあるものです。

芸能人がエゴサーチする理由のひとつに、

 

「褒めツイートを探す」

 

があるそうです。

大の大人が褒められたいのです。

子どもでしたら尚更です。

 

また、できる子どもに限って褒められないということもあります。

本人なりに

 

「今回は今までよりも頑張った」

 

「今までより、ちょっと綺麗に書くように意識した」

 

「今までより、枠の中にちゃんと入るように書こうと思った」

 

といろいろ工夫しても、

 

「あなたはもともと勉強できる子だから」

 

と、さらっと流れます。

 

褒めることに関して、日本はちょっとねじれがあると思います。

会社で褒められるのは、日頃仕事ができない人と辞めそうな人です。

経営陣は

 

「給料上げずに会社に残ってもらい、しかもやる気になってくれる方法はなんだろう？あ！褒めよう」

 

と思って褒めます。

一方、仕事ができる人には、できるということを評価していても、

 

「こっちがあなたのことを認めていることぐらい、わかってるでしょ？」

 

と思っているので、褒める行為にまでなりません。

心の中で思っている止まりです。

 

心の中で思っていても、それは当たり前ですが本人には届きません。

ですので、会社に不穏な空気が流れた場合、できる社員から辞めていきます。

頑張ったところで収入は上がりません。

なにかの記事で見ましたが、「御恩と奉公」はもはや成り立っていないのです。

 

大人は転職したり独立したりします。

まわりの人を含めた環境が整わないと、

 

「なんか自分の実力全然発揮できてないな」

 

と不満に思います。

それは子どもも同じです。

無理に褒められなくても、

 

「ここまでできたの、えらくないですか？」

 

に対して、真っ当に認めてもらえる環境が必要だと思います。

 

新潟県は三世代同居率が全国3位です。

 

上の世代は進学しなくても手に職があれば豊かになれました。

それは

 

「手に職があったおかげ」

 

ではなく、日本全体が豊かになろう、そして、本当に豊かになった時代だからです。

その影響で、

 

「勉強しないと」

 

という空気はあまりない、むしろ

 

「勉強して何になる？」

 

と言った方が、受けが良い地域だろうと思っています。

 

そう言われて孫に当たる子どもたちも勉強せずに育ちます。

ですが、高校に行くと

 

「あれ？まともな就職先ないんですけど」

 

と、やっとわかります。

もう、本当に「やっと」です。

 

そこから大学受験を目指しても、それはもう無理です。

無理となっても、根は真面目に育っているので、すぐに就職はしません。

専門学校に行きます。

今までずっと勉強しなかった人が現実を見て、勉強に戻ってきます。

 

新潟県は専門学校進学率が全国1位です。

 

根は真面目。

でも、勉強しても認められない環境で育てられたので勉強してこなかった結果、

 

「勉強しないと働き口がない」

 

と高3になってようやく気がつき、選んだ結果が専門学校です。

 

これほど真面目なら、もっと早くから進学についての計画を立てたり、勉強をしたりしていそうなのに、それをしてこなかったのは、そういう環境で育てられたからです。

高3で気がついた時、まだ開いている可能性のドアの向こうに、楽で明るく高い収入の約束されたところはそんなにありません。

 

小さい時から

 

「勉強して何になる？」

 

と言われ、素直に聞いてその通り勉強せず高校生になり、小学校の同級生が大学に推薦合格をどんどん決める中、専門学校のパンフレットを手に入れる。

 

これが新潟県です。

 

「そんなに真面目ならもっと早くに勉強すればいいじゃん」

 

と思うかもしれませんが、これもある意味洗脳なので、解決方法は

 

「そこから出る」

 

しかありません。

やってはダメなのは話し合いです。

こんなに「win-win」と言われている時代なのに、この手の人と話すと絶対「win-lose」に持っていかれます。

 

ですから、

 

「この環境から出て行くために勉強しよう」

 

と思ってやる気の生徒は新潟県内に多いと思います。

 

「ここでは自分は永遠に認めてもらえない」

 

とわかっていながらそこにいるのは洗脳されている証拠です。

出るためには、別に喧嘩したり揉めたりしなくていいです。

勉強すれば出られます。

正当に評価される場所に行けます。

 

ただし、正当な評価の中には今まで感じたことのない厳しさも含まれます。

ですが、

 

「ここってフェアだな」

 

と思える環境でなら、人は頑張れます。

 

 

評価して貰えるフィールドで勝負すること。

その為に今努力できる環境にいるのは幸せですね。

（教室生保護者）

 

 

根が真面目なら、その真面目さを活かせばいいのです。

専門学校を非難する気はありませんが、可能性を広げるには高3から頑張り始めるより、3歳から始めた方がいいに決まっています。

 

「うちはそうはならない」

 

と思っても、全国1位の土地柄です。

子どもたちは自然にまわりから影響を受けています。

 

「ちゃんと普通に勉強できる場所を確保するだけでも大変な場所なんだ」

 

と思ったら、すでに勉強している子どもたちがいるところに行ってみませんか。

 

10月8日（土）9日（日）10日（月）

9:00-9:45

10:00-10:45

11:00-11:45

上記の時間帯、無料体験授業実施します。

ご希望の方はご連絡ください。

予約サイトでも予約できます。

 

2021年新潟大学附属幼稚園に2名、新潟大学附属長岡小学校に8名合格しました。