「年長　直前　爆伸び」で検索しない。

瞬発力や瞬時のやる気は目立ちます。

目立ちますが、勉強に

 

「一瞬で終わる範囲」

 

というものはありません。

あったとしても、それはあまり価値あるものではありません。

 

「これはちょっと時間かかるな」

 

と思うところが大体問われます。

 

「これぐらい、うちの子ならすぐにできるようになるでしょ」

 

という問題は、全ての親が思っているので差がつきません。

全員

 

「楽勝」

 

と思っています。

 

育てるのに一番時間がかかるのは姿勢です。

子どもの取り組む姿勢を変えるのに一番時間がかかります。

 

 

他の子どもが飽きても続く。

 

他の子どもが諦めても考えられる。

 

他の子どもが集中力が途切れても集中できる。

 

この基本姿勢をつくるには時間がかかります。

 

 

まず取り組むべきところは時間がかかるところです。

過去問を解いたところで、思い知らされるのは基礎の無さです。

解けないのも問題ですが、ウォーミングアップに2時間、実働3分ではどうにもなりません。

実働3分を

 

「毎日コツコツ」

 

と言い換えられますか？

AIは自動翻訳してくれるでしょうか？

 

試験には親が逃げたところ、諦めたところが出ます。

 

「その問題出すのは無しでしょ」

 

と思うところが出ます。

 

直前になればなるほど

 

「基礎はどうでもいいんで」

 

「その話はいらないんで」

 

「絶対に出る問題を教えてください。そしてそれを子どもができるようにしてください」

 

です。

焦る原因をつくったのは親です。

夜眠れない、夜中に目が覚める原因をつくったのは親です。

過ぎた時間は取り戻せません。

子どもの成長は予測通りです。

 

「年長　直前　爆伸び」

 

で検索しないことです。

 

今は情報収集の時期ではありません。

そんなのはとっくに終わりました。

今は子どもの手が動いて動いて仕方ない時期です。

ただ、やることだけに没頭する時期です。

あなたの子どもがやることです。

ほかの同級生や合格者の声を気にしている場合ではありません。

そんな暇はありません。

 

試験のレベルはわかっています。

あとは、どこまで完成度を上げるかです。

 

子ども次第ではありません。

逃げないことです。

あなたが決めた受験です。

あなたが最後まで責任を取るのです。

 

日常の行動の優先順位を決めたら毎日淡々と続けることです。

 

焦る人間にとって「淡々と」はしんどいです。

でも、しんどく感じるぐらいで普通です。

 

 

「こんな人たちに囲まれて過ごすなんてたまったもんじゃない」

 

と思って受験を決意することもあります。

 

人間関係はつくるものです。

 

 

こんな人に囲まれて育ってほしい。

 

こんな人に囲まれて過ごすのだけは勘弁してほしい。

 

 

これぐらいは誰でも思うものです。

人間関係の重要性ぐらい、長く生きていればわかります。

それをつくる機会、人生で何度ありましたか？

 

環境が欲しければ、多少の困難は乗り越えようと思うことです。

夜中にゾッとしている場合ではありません。

やることは決まっています。

あとは親が決意するだけです。

 

2021年新潟大学附属幼稚園に2名、新潟大学附属長岡小学校に8名合格しました。