勉強して怒られない学校がいいな（小学生）

ルールについてのお話をいただいてから、子どもが自分でマイナス要素をなくす工夫ができるようになったと思います。

 

先日、宿題で出た漢字ドリルの範囲、すでに自分で進めていて終わっていました。

それを担任の先生に話したところ、

 

「もう一度ノートに写して、これから先は進まないように」

 

と言われたそうです。

噂には聞いていましたが、本当にある話なんですね。

今までならば、納得がいかなくて癇癪を起こしていたと思います。

 

「これが学校のルールだから、学校のドリルは進まないで、ma・senkaでたくさん勉強する。勉強して怒られない学校がいいな」

 

そう言って、1時間かけて漢字3つ1ページをやっていました。

完璧にやりたいだろうから時間がかかる作業だろうと思って見ていました。

今回はこのようにして社会の中で折り合いをつけて、次に向かって進めました。

 

先生のご指導のおかげで学校生活も頑張れています。

本人の特性にあった指導をしていただき、いつも認めて下さって、感謝しております。

 

ma・senkaは安心できる場所なのだと改めて感じました。

親として、ma・senkaのように限界をつくらない環境を整えていきます。

（小学生保護者）

 

 

小学生に

 

「勉強して怒られない学校がいいな」

 

と言わせたらダメですよ。

こんな悲しい話ありますか。

 

この小学生は、ある時、担任に漢字の訂正をされました。

 

「もっと丁寧に」

 

と言われました。

その話を聞いて、

 

「丁寧にとか綺麗にとかは先生によって感じ方がちがいます。大事なのはルールを守ることです」

 

と話しました。

教室にある漢字検定の本を見せながら話しました。

漢字検定の本には、

 

「正しく書くとはどういうことか」

 

書かれています。

そして、

 

「どちらの書き方でも正解とします」

 

という項目もあります。

 

漢字で大事なのは「丁寧に」「綺麗に」「ちゃんと」ではなく「ルール」です。

ルールを守ることが大事です。

ルールを守る意識が身につけば、ほかの学習にも生きます。

 

学校の先生の中には、ルールより主観が大事な先生もいます。

ブラック企業と言われるところも、法律より会社のルールを圧倒的に優先します。

 

「うちはこうだから」

 

が、法律より上に来ます。

 

「理不尽な経験をしないと人は強くならない」

 

と本気で言う人もいます。

理不尽な経験をしないといけないなら、ずっといじめに合った人がどうして引きこもったりするのでしょうか。

苦しい思いをすれば本当にその経験はプラスになるのでしょうか。

 

当たり前ですが、従うのはまわりの人にではなく、ルールにです。

 

「うちはこうだから」

 

と強気な社長も労働基準監督署が来るとなったら顔色が変わります。

その環境の中で権力を持っている人は、

 

「ここでは自分が法律より上」

 

と思っています。

中には

 

「憲法より上」

 

と思っている人もいます。

でも、本当は法律、ルールが上なのです。

 

字の指導で、

 

「綺麗に書くねー」

 

とは言いますが、

 

「綺麗に書きなさい」

 

とは言いません。

ルール通りに書くと自然に綺麗になります。

 

子どもの才能を伸ばすには、邪魔なものから守ることも大事です。

学校も才能を伸ばす邪魔になることがあります。

そこでは、頑張る子ども、やる気のある子どもも犠牲になります。

 

犠牲にならないように親が子どもを守ることです。

そして、子どもが安心して学べる場所をつくることです。

 

2021年新潟大学附属幼稚園に2名、新潟大学附属長岡小学校に8名合格しました。