倍率を気にしている時点で、今の子どもの出来が不安なのはハッキリしています。

小学校受験から大学受験まで、問題集はいくらでも揃っています。

ですので、

 

「わざわざ塾なんか行かなくていい」

 

と、思って当然です。

自分で勉強できる子どもなら塾は必要ありません。

 

新潟県には塾が800以上あります。

 

それだけあるということは、

 

「自分で勉強するには限界がある」

 

「親が勉強を見るには限界がある」

 

ということです。

 

小学校受験の問題なんて、親が見たら誰もが

 

「これならうちの子できますね」

 

と言います。

ですが実際はできそうな問題すら家で子どもがやってくれないので頭にきます。

 

家で子どもがやらないのは普通です。

 

ですから、多くの家庭では誰にも言わず受験対策を始めて、誰にも言わず撤退しています。

 

まわりはそんなことを知りませんので、今までもこれからも同じように接してくれます。

子どもは、数ヶ月に渡り親の怒声を聞き、がっかりした顔を見続けた後遺症に苦しんでいます。

 

自宅で受験対策をしようとすると、

 

「私の子ども、こんなに勉強してくれないの？」

 

とびっくりします。

 

「全然やらないじゃん！」

 

「全然先に進まないじゃん！」

 

と気が動転します。

 

ただし、親のプライドは高いので、塾に行って

 

「どうしたらいいんでしょうか？」

 

の一言は言えません。

 

言えないまま、課題は進まぬまま、どうにもこうにならなくなり、秋になって

 

「まだ間に合いますか？」

 

と問い合わせをします。

問い合わせの時期が遅いというよりは、その頃には親子共々疲弊しているので、

 

「明るく！元気に！」

 

ぐらいしかできることはありません。

 

趣味の水泳と競技の水泳はちがいます。

趣味は自己流で楽しくでもいいですが、競技になればコーチのもとで練習をします。

勉強も同じです。

自宅で自己流よりも教室に通った方がスムーズに、楽しく学べます。

 

今は6月です。

大学受験なら、高1の6月で合格可能性はほとんど見えています。

誤字ではありません。

高1の6月です。

 

小学校受験は、なぜか対策しなくていいと思います。

中学受験は急に厳しいイメージが出てきます。

高校受験では、まず、第一希望は通りません。

 

附属長岡小学校受験の倍率が低かったのは遠い昔です。

もう、その頃には戻りません。

一度できた高倍率の流れは簡単には止まりません。

ですので、先輩ママから聞いた話は、今は通用しません。

その時はその時、今は今です。

 

倍率を気にしている時点で、今の子どもの出来が不安なのはハッキリしています。

 

できていて、自信がある人は倍率は気にしません。

 

高3でも、できない生徒ほど倍率を気にします。

できる生徒は、高い倍率を見て

 

「人気あるんですね！良かった」

 

と言っています。

同じ数字を見ても、これだけ受け止め方がちがいます。

 

「みんな受験しなければいいのに・・・」

 

と思ってるなら、脳はもう、

 

「今のやり方では限界」

 

と気がついています。

 

なにか良い方法はないかと思ったらご連絡ください。