今年は受験もあるのでがんばります（年長保護者）

保護者の方に子どもの様子をお伝えしましたら、

 

「今年は受験もあるのでがんばります」

 

と言われました。

これまでも頑張って来られたと思いますが、さらに頑張るつもりのようで嬉しいです。

幼児教育、早期教育は、よく知らない人に

 

「やって意味あるの？」

 

と言われがちです。

 

言う人の共通点は、

 

「勉強が嫌いだった」

 

ということです。

子どもを勉強が好きにさせようとしている人が、勉強が嫌いだった人から何か言われて、どうして影響を受けないといけないのでしょうか。

 

「やって意味あるの？」

 

と言ってきた人は、学歴社会から滑落した人の成れの果てです。

 

こういう人と接すると、じわじわ新潟県の平均値、学力が大学進学レベルに届かない状況を生み出します。

やりたいことがあるならば、別に大学に行かなくてもいいと思います。

ただ、

 

「行きたくても学力不足で無理」

 

というのは、長い時間かけて

 

「みんなと一緒」

 

「普通はこうでしょ」

 

と、横並びの人生を送ってきた結果です。

 

どの子どもにも能力はあります。

ただ、磨かないと伸びないのです。

オリンピックスタジアムを笑顔で走るボルトも、練習の時に笑顔は一切ありません。

 

勉強できない親子は

 

「結局は遺伝」

 

「持って生まれたものだから仕方ない」

 

と、才能のせいにします。

 

それはただの逃げです。

 

じゃあ、英単語のテスト前に必死で覚えようとしたのでしょうか。

 

「ここが出るよ」

 

と言われ、本当にその通りに出たテストで100点取ったのでしょうか。

 

「でも、学校の先生に怒られてもないし」

 

怒らないですよ。

課題をこなそうとは思っていますが、伸ばそうとは思っていないんだから。

どの生徒がどの大学に行ったかの追跡調査もしないでしょう？

 

「学校の先生は勉強ができるようになったかどうかに興味なんてさらさらない」

 

ぐらいに思っておいた方が身のためです。

 

中高生でも、できる生徒ほど

 

「もっと早めにここに来ればよかった」

 

と言ってくれます。

中高生も、2歳や3歳の子どもが自分で考えて取り組む姿を見て、何か思うことがあるのでしょう。

 

勉強できない人ほど、

 

「やっても無駄」

 

と言います。

勉強できる人は

 

「もっと早めにここに来ればよかった」

 

と言います。

 

勉強できない人、勉強できなかった人に

 

「どうしたらいいですか？」

 

と聞くのが愚かです。

 

聞くのなら、うまくいっている人、子どものロールモデルになりそうな人の集まるところで聞くことです。

うまくいっている人は、言うことよりもやっていることが周りと違います。

少しでも良い人、良い環境を探すことです。

幼稚園、保育園も、これだけ少子化と言われていても、園舎建て替え、増築しているところもあります。

人が集まる園の子どもは、良く伸びます。

 

「子どもが少ない」

「良い先生ほど辞める」

 

こんな園にのこのこ願書を出す親の気が知れません。

 

患者の少ない病院の先生も大概下手ですよね。

人が少ないから丁寧に診てくれるかと思ったら、雑。

それと同じです。

 

上原浩治が

 

「プロの世界は、下手は去れ、です」

 

と言っていました。

 

私が思うに、本人が去る前に客が去ります。

見ていられないからです。

 

消えるには理由がありますし、残る、増えるにも理由があります。

途中過程あってこその結果です。

いつ、どこで、どんな途中過程を子どもに過ごしてもらうかを決められるのは親だけです。

情報を集めても、結局決めるのは親です。

 

数年後、

 

「こんなはずじゃなかった」

 

と思ったら、

 

「全部私のせい」

 

と、奥歯を噛み締め

 

「次こそは間違わない」

 

と前に進むことです。

 

才能よりも環境です。

環境にだけは、いくら気を遣っても、遣い過ぎということはありません。

 

「今年は受験もあるのでがんばります」

 

と、すでに頑張っている人が頑張ろうとしています。

私は、そういう前向きな皆様に囲まれて幸せです。

 

2021年新潟大学附属幼稚園に2名、新潟大学附属長岡小学校に8名合格しました。