先取り学習が必要なのは、学習につまづいている子どもです。

小6は中1数学の予習真っ最中です。

昨日の時点で中1最初の定期テストの範囲60〜90%終わりました。

小3は小4の算数、小1は小2の算数、国語に取り組んでいます。

 

中には、新学期の予習を始めてから口数が増えた、表情が明るくなった小学生もいます。

まだ学校で習っていない、特別なことを勉強しているという実感が、興奮に変わっています。

 

高2はいよいよ本格的に受験勉強に入り、中3は高1数学最初の定期テストの範囲68%終わりました。

 

「最初の定期テストで絶対に100点取ること」

 

「絶対に100点取れるから」

 

と伝えた生徒もいます。

中学、高校のテストの成績はすべて公式記録として残ります。

せっかく残るのなら、力を出し切った結果を残してほしいです。

 

とはいえ、これまでに特別なことをしてきたかというと、そんなことはありません。

 

「無理なく学習をしていたら、いつの間にか上の学年の学習内容に入っていた」

 

という感じでここまで来ました。

詰め込みとは真逆、

 

「土台作りを基本に考えて、のびのび学習していたら、上の学年の範囲に入っていた」

 

という感じです。

才能も根性も必要ありません。

無制限コースの中、今できることに集中してきた結果です。

 

教室で算数検定、漢字検定の過去問学習で自信を持ち、実際に受検した生徒もいます。

受験熱があまり高くない地域では、勉強に対するモチベーションの維持が大きな問題のひとつです。

検定はモチベーションの維持に役立ちます。

 

 

「先取り学習は成績優秀な子どもがするもの」

 

のように思われます。

ですが、優秀な子どもは先取りをしなくても、授業を聞いていればその場で理解し、その場でできるようになります。

 

先取り学習が必要なのは、学習につまづいている子どもです。

先生の話に合わせられない、自分の思い込みが強い、誰かに教えられるのが嫌、というタイプは、先取りすることで学校でのストレスを減らせます。

 

授業の内容に見通しがついた状態で授業を受けるのと、

 

「何が起きるかわからない」

 

「聞いてわからなかったらどうしよう」

 

という不安が残る状態で授業を受けるのとでは、心理的に大きな差があります。

 

「遅れているかも」

 

と思われる子どもほど、先取り、予習をすることで見通しが立ち、安心して新学期を迎えられます。

学習につまづいている子どもほど、先を見通す力が弱いです。

先を見通す力が弱いので、

 

「あとで困るから、早めに準備しないと」

 

という危機感もありません。

だからこそ、そこは親がサポートすることです。

子どもに危機感を煽るのではなく、

 

「じゃあ、早めに始めようか」

 

「みんなやってるみたいよ」

 

と、予習が当たり前の環境に行けばいいのです。

 

2021年新潟大学附属幼稚園に2名、新潟大学附属長岡小学校に8名合格しました。