必ず「ありがとうございます」と言う中1定期テスト結果

ma・senkaに通う中1定期テスト結果です。

 

英語97

数学98

国語93

理科95

社会99

合計482（平均96.4点）

 

コツコツ続けて結果が出ました。

そして、勉強を楽しんでいます。

 

「このレベルまで解いておくと、テストが楽に感じるよ」

 

「こんな問題も出るかもしれないから、ちょっとやってみて」

 

と課題を出すと、必ず

 

「ありがとうございます」

 

と言う生徒です。

 

「はい」

 

とか、

 

「あー」

 

ではなく、必ず

 

「ありがとうございます」

 

です。

 

勉強するのは自分、考えるのは自分、覚えるのは自分、テストを受けるのは自分、と、すべて自分のことと自覚しています。

伸びる生徒、伸びない生徒の違いは、自分でやると思っているのか、言われたからするのかの違いです。

 

自分でやると決めた生徒は、

 

「教室に来ていない日、自宅で勉強したんだろうな」

 

ということがわかります。

 

「親に言われたから」

「先生に言われたから」

 

という生徒を見ると

 

「少しでも勉強のことを忘れたいんだろうな」

 

と思います。

 

知識を積極的に吸収したい子どもと、積極的に忘却したい子どもにわかれます。

子どもはみんな知的好奇心に溢れていると思ったら大間違いです。

小さい時には知的好奇心に溢れていても、環境の影響でどんどんダークサイドに堕ちていきます。

 

知的好奇心を持ち続ける子どもは、生まれ持ったものや才能や偶然ではなく、それなりの環境で、それなりの刺激を受けてきたからそうなっているだけです。

 

ただし、努力や継続がどうしてもできない子どもいます。

大人でも

 

「やる気になったら、本当は凄いんだろうけどね」

 

と思われつつ、鳴かず飛ばずでパッとしないまま40代突入、みたいな人もいます。

そういうタイプの人に、

 

「待つ」

 

「様子をみる」

 

は厳禁です。

 

待ったところで、何もしません。

何も起きません。

まわりからチャンスも巡ってきません。

気持ちも「ガンガンいこうぜ」から「いのちをだいじに」に緩やかに変更されています。

ただし、歳はとります。

気がつくと、余生です。

 

35歳が36歳になるのと、5歳が6歳になるのとでは、変化の質と量があまりにも違います。

 

「勉強なんて嫌だ」

「勉強しないとママに怒られる」

「怒られないために勉強するしかない」

 

この価値観で中学生になれば、勉強を自らすることはないでしょう。

 

勉強を避けてきた人は想像力に乏しいです。

締め切りを守るという概念もありません。

社会に出ても、ただただ苦労する未来しか見えません。

中学校の定期テストは範囲が決まっていて、試験日も決まっています。

それを守る気持ちもない人が、世間でどうして評価されないといけないのでしょうか。

 

社会学者舞田敏彦氏によると、日本の労働者の年間所得中央値は

 

男性正規＝420.3万円

男性非正規＝259.5万円

男性フリーランス＝274.4万円

 

女性正規＝297.1万円

女性非正規＝204.1万円

女性フリーランス＝137.7万円

 

だそうです。

格差社会を超えて、階級社会ができそうです。

気を抜くと、

 

「がんばれば、なんとかなる」

「がんばって、なんとかしよう」

 

という気持ちさえ折られそうです。

 

私は中学生や高校生に、上記のような数字やグラフを見せて、

 

「格差社会って言われるよね」

「男女でこれだけ違うでしょ」

「今できることはなんだろう？」

 

と話をする時があります。

このような話を聞いて、目が燃えてくるような生徒は、勉強ができるようになります。

 

やるべきことを、やるべき時にちゃんとやるだけで成績は上がります。

「やればできるはず」

なのは、みんなです。

みんな、もともと「やればできる」存在として生まれています。

やるきっかけ、続けるきっかけが見つからなければ、実際に楽しく学び、継続できている子どもたちがいる環境を見てみればいいのです。

 

新潟大学附属幼稚園に今年も全員合格しました。