デメリットは、ガンガンやっている子どもの気配を感じることができないことです。

ライバルの存在は大きいです。

競争が好きな子どもにとっては、最高のカンフル剤になります。

家の中だけでは変わらない、家の中だけでは限界があると思うのは、ライバル不在だからです。

 

まわりが集中していれば、自分も自然に集中します。

まわりが早く解いていれば、自分も早く解こうと思うようになります。

 

毎日、誰かが誰かを意識して切磋琢磨しています。

影響を受けてなさそうに見えても、影響を受けているものです。

 

競争心のない子どもに、無理に

 

「競争しろ」

 

とは言いませんが、切磋琢磨できる仲間がいるのは幸せなことだと思います。

 

少しでも早く

 

「できました！」

 

を言いたい。

少しでも早くプリントを先生に見せたい。

 

前向きな環境が、いつの間にか子どもを大きく育てます。

 

年長は小1を見て

 

「負けないぞ」

 

と思います。

小1は小2を見て

 

「負けないぞ」

 

と思います。

異学年混合だからこそ、心に火がつきます。

 

こんな空間なので、幼児、小学生に

 

「早くやりなさい」

 

と言うことはほとんどありません。

みんな十分早いからです。

 

私は、

 

「この雰囲気は、家ではつくれないだろう」

 

と思って授業しています。

 

家なら無料です。

送迎もしなくていいです。

 

デメリットは、ガンガンやっている子どもの気配を感じることができないことです。

 

「まさか、この年齢でそんなにやってないよね〜」

 

と油断します。

ネットに情報は出ていますが、実際に体験したことがない人は、どこまでもなめてかかります。

 

「まだ3歳よ？何を勉強するの？」

 

強気に言えるのは、体験に乏しい人生を送り、想像力を所有することができなかった人間だからです。

 

そんな親の子どもは、時期が来ても、切磋琢磨してもらえません。

輪の中に入れません。

 

実力不足だからです。

 

いつでもチャンスがある世の中ではあってほしいですが、なめた人を仲間に入れてあげるほどお人好しの世の中ではありません。

 

実力不足の人は、切磋琢磨を体験することもなく、年甲斐もなく、おうちでママの目の前でジタバタ騒いでいればいいのです。

勉強に向いてないことがわかったのですから、別の道を進みましょう。

それも貴重な経験です。

 

「子どもには教育が必要」

 

「才能を伸ばしてくれる環境を探すのが親の役目」

 

と思っている方は、距離もお金も関係なく、子どものために最善を尽くしています。

教育の優先順位が低い親は、時間があっても、お金があっても、子どもの頭脳のために使いません。

 

最優先が子どもの教育という方は、行動がシンプルです。

やるべきこと、やらないことがハッキリしています。

あれこれ試してみる時期、シンプルに削ぎ落としていく時期がハッキリしています。

 

自信なく見えるのは、やるかやらないかハッキリしていない人です。

 

中途半端では、本人もやる気にならないでしょうが、まわりも応援しづらいです。

 

「頑張ってますね！」

→

「いや、もっと向いてるのを探してる途中なんで」

 

「もっと頑張りましょう！」

→

「いや、これぐらいで十分です」

 

どう言えばいいんでしょうか。

 

一心不乱に取り組んでいる人にはアドバイスできます。

 

中途半端でいいとこ取りをしたい人は、ネットの中で暮らしましょう。

リアルの世界では、

 

「不器用だけど一所懸命」

 

「技術はなくても気合いはある」

 

人の方が伸びますし、応援されます。

 

「これだけ頑張ってるなら、あれも伝えてみようかな」

 

「ここまで続くのなら、あの方法を試してみようかな」

 

と、教える側もスイッチが入ります。

 

将来、自学できるようになって欲しいと思って指導していますが、今はどんどん教わる時期です。

教わって、そのままやってみることです。

そこで

 

「なんか、私、変わった気がする！」

 

と体験することが、次の意欲につながります。

 

新潟大学附属幼稚園に今年も全員合格しました。