幼児・小学生が中高生の背中を見て、背筋を伸ばし、私語をせず、集中して取り組む教室

1歳から高校生まで見ていますと、年齢が上がるにつれ、時間がなくなっていくのを感じます。

とても同じ1年とは思えません。

幼児の1年は、純粋に「成長」だけを感じます。

学年が上がっていくと、成長した部分もあれば、なかなか伸びない部分もあるので、単純に成長という言葉だけで済ませられない点もあります。

ただ、中1と中3では別人になりますし、中3と高2でも別人になるので、勉強で人は変われるという思いは変わりません。

 

目の前で、人がどんどん変わるのを見るのは嬉しいです。

 

嬉しいと同時に考えるのが「適材適所」という言葉です。

これだけ伸びてきた才能、まだまだ伸びそうな才能を、きちんと評価して、さらに成長させてくれる環境に進んでほしいと思います。

 

「なんでもできる」と思われる人でも、環境が変われば「使えない無能」として扱われます。

「なんにもできない」と思われる人でも、環境が変われば「貴重な人材」として扱われます。

 

扱われ方で人生が変わります。

場合によっては、生死にかかわります。

 

教室生の多くは真面目にコツコツ頑張るタイプが多いので、どうかブラック企業には行かないでほしいと心から願います。

願うどころか、

 

「頼むからブラック企業には入らないでくれ」

 

と何度も伝えています。

めちゃくちゃこき使われて、ズタボロにされて「自己責任」と言われて切り捨てられます。

そんなところに、教室生誰ひとり行ってほしくありません。

 

勉強すれば、少なくとも、勉強しないよりは選択肢が広がります。

勉強していると、だんだん選択肢が増えてくるのがわかります。

それは、勉強していない人には見えない世界です。

 

未来が見えてくると、具体的な目標を立てられます。

目標があると、そのために今やることがわかってきます。

 

「自由に、なんでもいいから、ベストを尽くしなさい」

 

と言われると、どうしていいかわかりません。

テーマがないと、目標がないと、何をどう頑張ればいいのかわかりません。

 

中学生も、受験する高校が決まった日から、ぐっとやる気になりました。

そして、

 

「あの時頑張っていて良かった」

 

と思っているようです。

 

 

まわりが遊んでいる時にも教室に来ました。

2年前、3年前に習ったところまで遡って、何度も復習させられました。

「ちょっとケアレスミスしました」と言えば「全然わかってない。まったく理解してない。それはケアレスミスじゃない」と怒られたこともありました。

 

 

ですが、その日々のおかげで、やる気になった時、

 

「私、意外とできるんだ」

 

と自覚できるようです。

ずっと無意味に思えたことが、ある日、急に

 

「意味があったんだ」

 

と思えるようになります。

 

 

教室にはその姿を間近で見ている幼児、小学生といった後輩がいます。

後輩からの視線は、先輩である中高生をやる気にさせます。

後輩は先輩の背中を見て、背筋を伸ばし、私語をせず、集中して課題に取り組みます。

そのため、

 

「こんなにやったんですか？」

 

と保護者の方に驚かれます。

こちらは

 

「教育熱心な家庭でも、なかなかこの環境はつくれないはず」

 

と思って指導しています。

環境が変われば、勉強時間は同じでも、質と量が変わります。

 

 

※駐車場は教室東隣、川崎東パーキング②③です。