こんなに楽しそうに取り組んでいたら、伸びないのがおかしい

勉強する子が浮く教室もあれば、勉強しない子が浮く教室もあります。

それぞれの教室に、相性のいい子どもが通った方が幸せです。

まわりが勉強しない中で勉強し続けるのはエネルギーがいります。

その中で勉強を継続できた子どもは偉いです。

ほとんどの場合、まわりの子どもに流されます。

勉強することに違和感を感じるようになります。

ma・senkaでは、まわりがみんな勉強し続けているので、途中で手を止める子どもがいません。

私が子どもの視界から消えても、みんな勉強を続けています。

現在、ma・senkaの年長は平均約90分連続して受講しています。

週に何回か来室する子どももいるので、1週間で合計3時間以上受ける年長は何名もいます。

それだけ続けて学習するのが当たり前ですと、知的刺激のない空間は退屈になります。

その退屈さを埋めるために、日常でも学ぶようになります。

そのきっかけになるように、ma・senkaで楽しく学んでほしいと思います。

つらく苦しく90分間学ぶのは子どもも嫌でしょうし、私もそれを見るのは耐えられません。

せっかくですから、楽しく学んで欲しいと思います。

先週末、

「さぁ、12時だし、そろそろ終わろうか」

と言うと、

「夜までしたい！」

「夜9時までしたい！」

と言う幼児もいました。

世の中には、授業の終わりが近づくと、いそいそと帰り支度をしている子どもばかりの塾もあるはずです。

「よし。終わりにしよう」

と言うと

「なんで？」

「絶対に嫌だ」

と言う小学生もいます。

こういう言葉を聞くと大変嬉しいです。

「お願いだから帰ろうよ」

と、幼児にお願いすることもあります。

「なんで迎えに来たの？」

と親に言っているのを聞いたこともあります。

それぐらいやる気のある子どもが教室にいますと、まわりの子どももやる気になります。

「勉強って、帰りたくないぐらい楽しいものなんだな」

という気持ちも感じられます。

皆様のおかげで毎日楽しい雰囲気の教室になっています。ありがとうございます。

できるようになりそう、さらに伸びそう、と思う子どもは、間違いなく楽しそうです。

今の能力は関係ありません。

「こんなに楽しそうに取り組んでいたら、伸びないのがおかしい」

と思います。

能力だけ見ると、

「あれができない」

「これもできない」

「できるけど遅い」

「速いけど雑」

と、いくらでも指摘できます。

それをそのまま子どもにぶつけて、やる気になるでしょうか。

先日、生徒が

「日常生活も変わりました」

と言ってくれました。

最高に嬉しい言葉です。

「そのうちなんとかなるだろう」

「だまって俺についてこい（作詞：青島幸男）」の歌詞にありますね。ジブリの鈴木敏夫さんが最も好きな歌だそうです。

の気持ちを持ちつつ、

「そのうちなんとかしてみせる！」

とコツコツ地道に学習を続けていると、焦ることなく、楽しく成長できます。