あなたって聞く耳持たないよね

あなたの子どもの目標に、定員はありますか？

期限はありますか？

 

もしなければ、今のままマイペースで進みましょう。

もしあるのなら、あなたがルールに合わせることです。

 

ルールブックを作る側は、思いを形にする情熱と行動があれば十分です。

ルールブックを守る側は、定員という数と、期限という時間を気にする必要があります。

 

「うちの子のペースで」

 

は無敵の免罪符ではありません。

 

あなたが定員に入れるように努力し、期限に間に合うように調整しなければなりません。

 

「うちの子のペースで」

 

がモットーの家庭は、12歳になっても15歳になっても起動しません。

 

「ここぞ」

 

という時に弱いです。

 

伸びない家庭の共通点は、ピンチとチャンスに弱いことです。

 

「今やっとかないとヤバいことになるよ？」

 

という時にペースを変えません。

 

「もう少し頑張ればワンランク上に行けるよ？」

 

という時にもペースを変えません。

 

ピンチで燃えず、チャンスを生かそうとしない姿勢は、まわりの人をがっかりさせます。

結果、機会を与える理由が見当たらなくなります。

 

学校は、あなたのためにありません。

あなたが学校の定員、試験日に合わせるのです。

学校の持つルールブックに、プレーヤーであるあなたが参加するのです。

 

「うちの子のペースで」

 

という家庭には、そんな外部環境を

 

「意地悪」

 

とまで思われる方もいらっしゃいますが、勘違いも甚だしいです。

 

その日までに十分時間はありました。

間に合わせた同級生がたくさんいます。

 

「あなたって頑固だよね」

 

「あなたって聞く耳持たないよね」

 

という人が定員から外れ、期日に間に合いません。

 

欠けているのは能力ではなく、考え方です。

 

「うちの子のペースで」

 

「うちの子のペースで！」

 

と言っている間に、脳が成長する時期が過ぎ、残された選択肢の質と量に血の気が引きます。

 

無限の未来、無限の可能性という言葉が脳裏にあるうちに、社会に参加する手段を身につけることです。

マイペースを標榜される家庭は、

 

「これを言ったら、何を言い返されるかわからないしな」

 

と思われます。

ゾッとするほどまわりから情報が入りません。

真実の情報が入りません。

10人中100人ダメだと思っていても、

 

「あなたの子どもは大丈夫よ〜」

 

と腫れ物扱いです。

 

勝つ見込みがあるマイペースなら、現状維持でいいです。

 

「いや、全然間に合う気がしないですね」

 

というのなら、それは変えましょう。

感情的にはマイペースでやりたいけど、理性的に考えると変えた方がいいと思うのなら、それは変えましょう。

 

あなたと世間とのチューニングが合えば、結果と評価が手に入ります。

 

「うちの子のペースで」

 

という言葉からは、知性と向上心の放棄を感じます。

知性と向上心を捨てた人間に近寄るのは悪人だけです。

あちら側に行く前に、社会とつながり、社会で認められる行動を取りたいものです。

 

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