望む結果へのこだわり

学力は、多少遺伝も関係していると思いますが、それ程早い時期から準備を始め、本気でやっている子とやっていない子の学力の差は、地頭関係なく開いて当然だと思いました。

（小学生保護者）

先日、保護者の方と話す機会がありました。

「本気でやっている子とやっていない子の学力の差」

は、思っている以上に大きいものです。

それぞれの子どもに、それぞれのペースがあります。

いろいろあるけれど、みんなそれぞれ、それなりに頑張っているものです。

頑張っているのに、なぜ結果に差が出るかというと、

「結果へのこだわり」

に差があるからです。

多くの親は、子どもが頑張っていれば満足します。

多少不満が残ったとしても、

「これ以上言ってはいけない」

「これ以上この子に言うべきではない」

というセンサーがはたらきます。

親が子どもを察するのは優しく見えます。

一方、結果が出る子どもの家庭は、結果へのこだわりを最後まで見せます。

まわりの家庭が、日々コツコツの積み重ねを重視しているのに対し、常に望む結果から逆算して今を生きています。

結果を最優先するので、途中過程の変更に躊躇がありません。

結果が出るのなら、いくらでも方法を変えます。

子どものペースを守る家庭は、子どものやりたいことを守ることにこだわりを見せ、望む結果に届きません。

結果が出る子どもの家庭は、望む結果のためなら、自己否定も厭いません。

子どものペースにこだわる。

望む結果にこだわる。

あなたはどちらですか？

誰にでもこだわりはあります。

うまくいかないのは、やり方、方法にこだわるからです。

こだわるなら、結果にこだわることです。

「うちの子、こだわりが強くって…」

と言うのは、大概やり方の方です。

こだわりが強い子どもには、結果にこだわりを持たせることです。

結果に執着、結果に執念を持たせることです。

結果を出す人には、

「結果が出るのなら、何だってします」

という前向きさと素直さがあります。

その裏には、

「やり方へのこだわり？点が取れないなら嫌です」

「自己否定と言えば自己否定かもしれませんけど、良い結果が欲しいんで」

という気持ちがあります。

どこにこだわるかで、結果が変わります。

「学力の差は、地頭関係なく」

は、本当にその通りです。

望む結果に照準を定めて、それに合う方法で頑張っていきたいですね。

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