時間をかけてやってきたから。

定期テストの学年順位が上がったり、漢字検定に合格したり、学校で表彰されたり、昨日は何名かの教室生にとって嬉しい日になったようです。

その結果は、これまでの日々の努力の積み重ねです。

 

「時間をかけてやってきたから」

 

としか言えません。

 

力をつけたいと思ったら、最初にするのは時間配分の見直しです。

 

「できなくて困ってます」

 

と相談されて、

 

「勉強時間は足りてますね」

 

と答えたことは一度もありません。

時間を増やせばすぐに成績は上がるのに、なぜかそれは嫌がります。

 

それなら諦めることです。

目標を下げましょう。

あなたが望む結果を出している子どもは、みんなあなたの子どもより長時間勉強しています。

 

「短時間でサクッと」

 

学べるものがあったとして、それを1日15分やる子どもと、1日3時間やる子どもなら、どちらが1年後伸びているでしょうか。

 

毎年やることは増えます。

たとえば、今高1が

 

「中3の秋から本気出したら受験間に合ったから、大学受験も高2から本気出したら間に合うよね」

 

とまだ成功体験のお湯に浸かっていたら終わりです。

 

それは成功体験ではなく失敗体験です。

はやく記憶喪失の薬を飲んで忘れた方がいいです。

そんななめた姿勢の生徒を好んで合格させてくれるのは、何県にあるかわからない、何が学べるかわからない、就職先は聞いたこともない、学費はただただ高い私立大学だけです。

 

 

今、黒歴史作成一歩手前の際に立っていることを自覚することです。

 

 

政治家の黒塗り文書のように、何一つ世間に出せない履歴書がもうすぐ仕上がります。

 

 

時間はありません。

学歴社会で学歴がないことほどしんどいことはありません。

 

学歴は座学がつくります。

学歴は、

 

「めんどくさい」

 

と思ったことを

 

「それでもやらないと」

 

と思って乗り越えた人のもとに残ります。

 

親なら、いつが自分の人生の勝負時だったかわかっています。

 

「あの時勉強していたら、出会う人、得られる収入、労働環境、全部ちがっていたんだろうな」

 

とわかります。

 

子どもを見ていて、

 

「ここが人生の岐路」

 

と思ったら、引かないことです。

そんなこと、親以外にできる人はいません。

 

本来得られるはずのものを得ないで、後で気がついて取りに戻るのは不可能なことだらけなのがこの世の中です。

 

「今が大事です」

 

と言うのなら、手を動かすことです。

知っててやらないのは、まわりから見て感じが悪いです。

 

「人としてアウト。気分が悪い。一番会社に入れたらダメなタイプ」

 

と判断されます。

まわりの士気を下げる人を組織に入れる必要はないのです。

 

毎日の時間配分は変えられます。

時間をかければできるようになります。

 

「子どもが嫌がったらどうするんですか？」

 

「志望校のランクを下げましょう」

 

簡単な話です。

 

プライドは高い。

努力はしない。

 

それは通用しません。

まず、親の幼稚な発想を変えることです。

 

「あなた何歳なの？その年齢でまだそんなこと考えて、しかも口に出せるの？嘘でしょ？」

 

そう言われそうなら、口を閉ざして、子どもが進む道をつくることに専念することです。

 

まずは時間をつくりましょう。

がんばれば、結果は出ます。

 

2022年10月新潟大学附属幼稚園に3名合格しました。