困っても、あまり自分を追い詰めないことです。

子どもを誰かに見てもらうのを、過剰に恥ずかしがる親もいます。

 

「もっとちゃんとしてから」

 

「もっとできるようになってから」

 

「もっと普通になってから」

 

成長が早い子どもの親の特徴は、

 

「早めに見せる」

 

「早めに相談する」

 

です。

 

体験授業も、

 

「泣かなくなったら行きます」

 

「ちゃんと座れるようになったら行きます」

 

「静かにできるようになったら行きます」

 

と、いろんなことが気になって、なかなか申し込みません。

 

気にされてもいいのですが、体験に来られる子どもたちの中には泣く子もいますし、ずっと座れない子もいますし、喋る子もいます。

 

子どもですので、当たり前のことです。

 

むしろ気にされた方がいいのは、親の完璧主義なところです。

 

泣いちゃいけない。

立っちゃいけない。

喋っちゃいけない。

 

そう思うと、どこにも行けなくなります。

また、外に出たところで

 

「すみません」

 

と何度も謝ってばかりになります。

 

まわりはそこまで迷惑と思っていなくても、

 

「うちの子、うるさいと思われてるんだろうな」

 

「うちの子、みんなの邪魔になってるんだろうな」

 

と親が勝手に思うと、親の元気がなくなります。

 

子どもが喋ったという事実はあっても、

 

「うるさい」

 

と思うか、

 

「そんな言葉、よく知ってるね」

 

と思うかで、子どもへの関わり方がずいぶん変わります。

 

事実は同じでも、どう解釈するかです。

この解釈については、あまり深刻に悩む前に専門家に聞いた方がいいと思います。

 

ma・senkaには1歳、2歳の子どもが10名以上います。

その子たちに

 

泣いちゃいけない。

立っちゃいけない。

喋っちゃいけない。

 

は無理ですし、言うつもりもありません。

 

「〜しちゃダメ」

 

と言うより、

 

「はやく教材に興味を持ってもらうにはどうしようか」

 

と考えています。

 

教材に興味を持って、課題に集中すれば、

 

「落ち着きがない子ども」

 

という見方から

 

「意欲的に取り組む子ども」

 

に変わります。

 

悩みが全部解決してから習い事に行くのはやめておいた方がいいです。

仕事でも、完璧主義の人は自分の手元にずっと仕事を溜めて、なかなか他の人にパスしません。

わからなければ相談しないと、仕事には納期があります。

納期を超えるとペナルティがあるものです。

 

子どものことなのでペナルティはないですが、見守る親の心理的不安の蓄積はじわじわ自分自身に効いてきます。

誰かに見てもらったり、相談できれば気が楽になるのですが、

 

 

完璧主義と負けず嫌いのコラボ

 

 

の方にとっては、誰かの手を借りるだなんて、それは許されざる行為です。

 

「子どもの教育、どうしよっかなー」

 

という方は、勝手に心理的ハードルを上げず、気軽に体験してみてください。

 

2021年新潟大学附属幼稚園に2名、新潟大学附属長岡小学校に8名合格しました。