差がつくのは子どもの潜在能力ではありません。

待合室に本が増えました。

読んでくださった保護者の方から、

 

「全部買います」

 

と言われました。

おそらく、本当に全部買われると思います。

 

大人にとって、今すぐ必要な種類の本ではありません。

子どもに与えたところで、それで偏差値が上がるとか、テストの点数が上がるとか、即効性はないでしょう。

 

 

ですので、99%の方はスルーです。

 

 

ですが、大人にとって必要ないこと、まったく日常生活にインパクトを与えそうにないことが子どもにとっても無意味かというと、それはわかりません。

 

 

子どもの成長が全部親の想定内ですと、子どもは親を超えることは決してありません。

子どもの上限は、親以下にしかなりません。

 

 

枠は、親が決めているからです。

子どもの限界を決めたのは親です。

子どもの可能性に線を引き、蓋をして閉じ込めたのは親です。

 

 

以前、私が

 

「この本はいいですよ」

 

と勧めた本が

 

「公立高校入試問題に出ました」

 

と保護者の方から感謝されました。

 

私は同じ情報を流しています。

受け取るか、聞き流すかは親次第です。

 

 

 

こちらはこの1ヶ月で一番見られた記事の中の画像です。

このブログを読まれている方は、一番ここが気になっているのです。

 

差がつくのは子どもの潜在能力ではありません。

 

親です。

 

アクセルを踏むのも、ブレーキをかけるのも、見逃すのも親です。

 

「学歴を気にする時代ではない。どう生きるかだ」

 

と言ったところで、ふつうはこうなるのです。

 

 

 

 

既定路線を外れて社会的成功を収めるのはハードルが高いです。

社会はそんなに急に変わりません。

 

 

学歴で差がつきます。

男女の性差で差がつきます。

 

 

気分のいい話ではないですが、私は生徒に直接伝えています。

 

18歳のチャンスは人生で1回しかありません。

転職、副業、いろいろ言われても、そんなに動ける人はほんのひと握りです。

 

「なんとなく」

「これぐらいでいいか」

 

では、

 

「それは無理」

 

と思う未来しか来ません。

 

「めんどくさい」

「やりたくない」

「そこまでしないといけないの？」

 

に対して、社会は厳しいです。

年収の上限で

 

「そういうことだから、わかるよね？」

 

と暗に示唆してきます。

 

それに対して、

 

「わからないよ！」

「教えてよ！」

 

というのは野暮なのです。

 

望む結果があるならば、それに向けてやることは決まります。

スタートの時期、量、質、自ずと決まります。

 

夢を語ったところで、努力がなければ年収が決まります。

 

社会的信用の度合いが決まります。

 

誰も言葉なんか聞いてくれません。

言葉に意味はありません。

 

 

立ち位置です。

その人がどこに立っているか、それを社会は評価します。

 

 

物差しは、親にも子どもにもありません。

相手が持っています。

 

 

その物差しで測りきれないほどの能力を見せつけてやりましょう。

 

 

2021年新潟大学附属幼稚園に2名、新潟大学附属長岡小学校に8名合格しました。