今年も1年間ありがとうございました。

今年1年ありがとうございました。

たくさんご指導いただき、本当に助かりました。

いつもいつも子どもの特性に合わせてご指導してくださったおかげで、本人も諦めることなく、挫折することなく、ずーっと前向きに勉強へ取り組むことができ、本当に感謝しています。

これほど子どもの特性を理解してくださっている先生に、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。

まだまだお世話になりますが宜しくお願い致します。

（中学生保護者）

 

学習内容は「ふつう」の内容です。

課題を見て

 

「家でもできるよね？」

「そんなの簡単じゃない？」

「誰でもできるから」

 

と言いたくなる幼児、小学生の保護者の方は何名もいらっしゃるでしょう。

 

幼児とちがって、中学生、高校生には

 

「強制的に勉強させる」

 

という技が使えません。

 

「教室に行ったら？」

 

と言っても、行きたくない人は本当に行きません。

中学生、高校生には、勉強する理由が必要です。

 

「高校に行ったらこんなことをしたい」

「大学に行ったらこんな勉強をしたい」

 

その夢を叶えるために、今、目の前の勉強をするんだ、ということがわかってきます。

目の前の1問、1問が、すべて自分の夢を叶えるために必要なミッションに見えてきます。

 

「チャンスがなければ仕方ないけれど、まず、目の前にチャンスはあるんだし、しかも、これは勝てる試合よ。勝てる試合は絶対に勝つこと」

 

と話したこともあります。

価値観の多様性はますます言われるでしょうし、受け入れていく方向で社会は進むと思います。

一方で18歳で（ほぼ）決まる学歴社会だけは、今のところ変わりそうにありません。

 

「勉強ができる」

 

ということは、

 

「努力が続くんだね」

「諦めなかったんだね」

「自己管理ができたんだね」

 

と、社会に出た時、ひとつの信用になります。

 

学校のテストには範囲と試験日があります。

社会人になると、範囲は無限、納期は「即！」という経験をします。

その時、

 

「学生時代はなんて緩かったんだろう」

 

と思います。

学生時代に勉強を通して自己管理、目標設定、実行力を身につけられます。

年齢が上がり、社会での経験を積んで、子どもたちを見ますと、心のどこかで

 

「勉強だけじゃないしな」

「そんなに勉強ばっかりしなくても」

 

と思う時があるかもしれません。

実際、社会で成功している方々、特に経営者の学歴は東大ばかりではありません。

 

ですが、勉強を通して得られたものは、生涯失いません。

頭の中に入り、体に身についたものはなくなりませんし、奪われません。

 

また、勉強を通して、自分自身を深く知ることができます。

 

「本気出したらもっとできると思ったけど、意外とできない」

「計算は早いけど、すぐに飽きる」

「暗記が嫌。とにかく嫌」

 

勉強することで、自分の弱みが見つかります。

弱みを知ることで、強みがよりハッキリします。

 

「瞬発力はないけど、自分はコツコツ続くタイプだな」

「とにかく飽きるから、強制的に勉強しないといけない環境の方が自分には合っているんだろうな」

「自分はスマホがあると勉強できないタイプだから、スマホが使えない状況をつくらないとダメだな」

日本全国、すべての都道府県の中学2年生は毎日2時間以上液晶画面を見ているそうです。

 

勉強すればいいのはわかっている。

やるべきこともわかっている。

それでもできないなら、誰かに助けてもらった方が解決は早いです。

言えばなんでもやってくれるYESマン社員になんでもやらせて潰すより、さっさと外注した方が、より早く、より良いものができるのと同じです。

 

方法を間違うと、時間を失い、心を壊します。

失った時間は二度と帰ってきませんし、壊れた心は治らないかもしれません。

 

「特性を理解」

 

とありますが、ひとりひとりに合わせないと、時間を失い、心が壊れると思っているからです。

子どもが先生の顔色を伺うのが是とされた時代はあったでしょう。

今でも、それを口には出さなくても、心の中ではバッチリ要求している先生もいるでしょう。

ただ、その姿勢のまま社会人になっても、出世できない時代です。

出世どころか、会社丸ごとなくなる時代です。

 

まわりの目線を気にすることに、貴重な脳を使って欲しくないのです。

夢があるならば、それに向かって全力で進んでほしいのです

 

人生いつからでも挑戦できるとは思います。

思いますが、気持ちも体力も十分にある時期に、頑張れるだけ頑張った方がいいと思います。

 

教室生の中には、私が出した宿題が嬉しくて、

 

「枕元に置いて寝ました」

 

という生徒もいます。

勉強が楽しくてたまらないのです。

 

一方で、おそらく

 

「勉強は嫌だな」

「今日はma・senkaか。行きたくないし、とにかくすぐに帰りたい。絶対はやく迎えに来てね。絶対だよ」

 

という生徒もいるでしょう。

それはそれでいいと思っています。

なぜかというと、教室では真剣に勉強できているからです。

また、意外と笑顔だからです。

 

そう考えると、

 

「嫌だ」

「行きたくない」

 

と素直に言える親子関係で良かったですね、と思います。

どこかに本音を言える場所があるかないかは子どもにとって大事なことです。

保護者の方は、

 

「教室でそれだけやるんなら、家でも少しはやってほしいわ」

 

という気持ちもあるでしょう。

家でもやるスイッチは、いつ、どこで入るか誰にもわかりません。

 

入った時に、最低限の学力は身についているようにしておくことです。

そのためにも、ある程度のラインはちゃんと守った勉強を、気分の波によらず、常にしておくことです。

ma・senkaでは、やる気になった時に

 

「この日が来てもいいように、今までしっかり土台をつくってきました」

 

と言えるように日々授業をしています。

 

 

今年も1年間ありがとうございました。

毎年のことですが、毎日目の前で子どもたちが成長していく姿を見るのは大変幸せでした。

保護者の皆様方とも随分いろいろなお話をさせていただきました。

ありがとうございます。

来年はさらに楽しい1年になりそうな気がします。

皆様どうぞ良いお年をお過ごしください。

 

 

 

今年は新潟大学附属幼稚園に2名、新潟大学附属長岡小学校に8名合格しました。