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2021.02.15 親しか子どもの環境をつくれない

親しか子どもの環境をつくれない

「お笑いやるなら吉本だなって思った」

 

先月、オードリー若林さん(ケイダッシュステージ所属)が言った言葉です。

 

「この人たちが楽屋で喋ってたら、そりゃあ面白くなるし、一緒に成長してテレビ出たら、そりゃあうまくいく」

 

と続けていました。

 

この話を聞いて、

 

「子どもも一緒!」

 

「教育も一緒!」

 

と思いました。

 

能力が伸びるのも、成長するのも、評価されるのも、環境次第です。

 

「遺伝か?環境か?」

 

のような話は話題になりますし、海外でも研究されています。

 

ですが、考えてみれば、子どもは環境を選べません。

 

遺伝はもちろん、環境も親次第です。

 

「能力:環境=1:9」

 

と思っていますが、お笑いの世界でも、それはそうだろうなぁと思いました。

 

どんな人と一緒にお笑いをやるかで、成長の仕方、成長のスピードは全然ちがうでしょう。

 

 

幼児期の教育も同じです。

どんな環境の中で学ぶかで、勉強に対するイメージが全くちがうはずです。

 

私は、ma・senkaの子どもたちには

 

「学ぶのが好き」

 

になってほしいと思っています。

 

学ぶ前に、学ぶのが好きな子どもはいません。

たくさん学べば学ぶほど、どんどん学ぶのが好きになります。

 

ですから、どうすれば

 

「はやく次の課題をしたい」

 

と子どもに思ってもらえるか考えているので、授業中ずっと動きっぱなしです。

 

「この課題はどうだろう?」

 

「そろそろ飽きてきたかな?」

 

「こっちに席を移動してもらおうかな?」

 

そう思ったらすぐに手を打って、少しでも子どもたちが成長できるように教室の中でも環境整備をしています。

 

その中で、一緒に喜んだり、褒めたり、

 

「きっとできるよ。大丈夫!」

 

「この問題は難しいから、時間はかかって当たり前だからね。でも、もうすぐできそうだよ」

 

と励ましたりしています。

 

先日体験に来られた保護者の方にも伝えましたが、完全に肉体労働者です。

 

子どもの学びは動的です。

動いて学びます。

 

中学生や高校生が数学を学ぶ雰囲気で授業をしたらエラいことになります。

 

 

子どもだから、誰でも

 

「やったー!」

 

と言うわけではありません。

 

中には、感情を外に出さないタイプの子どももいます。

喜びを外に出してはいませんが、

 

「喜び、かみしめてるなー」

 

と思うことはよくあります。

 

その時は、こちらから

 

「すごいね!」

 

「できたね!」

 

「良かったね!」

 

と褒めます。

 

また、よく

 

「こんなのできたんだ。嬉しいよ」

 

と言います。

 

感情が外に出ていないだけであって、心の中では大喜びなのが伝わったら、

 

「ちゃんと伝わってるよ」

 

と返したいと思っています。

 

 

子どもが

 

「難しかった」

 

と言うのを、すごく気にされる保護者の方もいます。

 

 

「自信がつかなかったらどうするんですか?」

 

「モチベーションが下がったらどうするんですか?」

 

と言われます。

 

子どもがやる気をなくすのではないか、嫌がるのではないか、と不安なのです。

 

ですが、本当に意欲が下がるのは、課題のレベルを下げた時です。

 

「ちょっとかわいそうだから、簡単にしてあげるね」

 

という優しさをみせると、課題は面白くなく、時間の長さだけが印象に残ります。

ラクな環境にいると、自分でどうにもできないのは、時間だけになります。

時間の存在感が増します。

 

簡単な課題にすると意欲は上がらず、実力がつかず、頭を使う体験もできません。

 

「まだ終わらないの?」

 

という気持ちにばかり膨らみます。

 

子どもが意欲的になるのは、やや難しい課題です。

難しすぎて、まったく歯が立たないのもやる気が出ません。

 

では、その課題、どうやって決めるのでしょうか?

 

その場で決めます。

子どもの様子を見て、その場で決めます。

 

「今、何ができていて、何ができていないのか?」

 

できない原因を探り、次の思考、行動を予想し、課題の流れを考え、与えます。

 

できないと思っていること、不安なこと、苦手意識を持っていることができるようになった時、達成感を味わい、自信につながります。

 

負荷を与えられ、それをはね返す経験をすることで成長できます。

 

ですから、

 

「ちょうどいい負荷」

 

を子どもに与えるのは、私にとって大変大きな仕事です。

 

 

楽なことをしていても、弱点は見つかりません。

弱点どころか、強みも見つかりません。

 

長所も短所も見つからず、長所も短所も伸びない習い事なんて、意味あるんでしょうか?

 

ないですよね?

 

難しい、めんどくさい、しんどいことを経験し、乗り越えようとした時に、弱点は克服され、強みは明確化されます。

 

 

「こだわりが強い」

と思われていた子どもが、課題のルールを守るようになったことで物事の捉え方が柔軟になった。

 

「なんかテキトーだな」

と思われていた子どもが、向きや長さを細かく見るようになった。

 

「人の話を聞かないよね」

と思われていた子どもが、自分で問題解決する楽しさを覚えて、しっかり一度で問題を最後まで聞くようになった。

 

 

人間の脳は、世界中どこに生まれても対応できるようにつくられています。

比喩ではなく、本当に可能性の塊として生まれてきます。

 

その脳のポテンシャルが、新潟に生まれた場合と東京で生まれた場合で著しく違っていたらおおごとです。

人間の脳に、そこまで大差はありません。

 

大差がつくのは環境です。

 

そして、子どもがより成長できる環境を準備できるのは、親しかいません。

 

子どもの脳に差はないのです。

 

使うべきは、親の脳です。

 

親が自分の脳をしっかり使って、子どもが成長できる環境を準備しましょう。

 

 

完全無欠の幼児なんていません。

完全無欠の大人もいません。

弱点は誰にでもあります。

なさそうに見える人にも、ちゃんとあります。

 

ですから、無理に自信をつけさせようと思わなくて大丈夫です。

子どもにできることしかさせないなんて、それは教育ではないです。

 

 

ただ、最近は結構そういう過激自信原理主義者、過激自己肯定感派みたいな親に育てられた子どももいます。

めんどくさいのは(あ、言っちゃった)、まわりから見たら

 

「節子、それ、ただの過保護や」

 

と思うような子どもへの接し方を、当の親は

 

「子どもの自信を育てる崇高な行為」

 

と信じ切っていることです(めんどくさいでしょう?)。

 

で、

 

「今日、子どもにこんな風に接したよ」

 

 

とSNS(インスタ。ここはインスタ。絶対Twitterではない)にアップします(めんどくせーなー!)。

 

 

自信は大事です。

ただ、訳もわからず高められた自己肯定感と全能感は、中学、高校で

 

「上には上がいる」

 

ことを知った時、

 

「ボキッ」

 

と折られます(「おーっと!心が折れたー!今まさに心が折れたのであります。なんということでしょうか!山本さん(山本小鉄)、今、折れましたよね?」古舘伊知郎)。

 

「うわー。自己肯定感、ここで下げるために今まで12年間上げてきたの?そのため?ねぇ、そのためなの?ところであの伏線回収した?」

 

と、まわりは大盛り上がりですわ(誰の口調だよ!)。

 

 

頭を使うのは子どもだけ、考えるのは子どもだけ、と思いがちです。

ですが、親が子どもの環境整備、環境に目を光らせていないと、伸びるはずの能力が伸びません。

 

 

生まれ持った能力だけで、こんなに差がつくわけがないのです。

 

この差を縮める、むしろ差をつけるのは、親が子どもの環境をつくることと、学びを継続することでできます。

 

良い環境で学び続ければ、必ず成長できます。

まだその環境にいないと思ったら、探しに行けばいいのです。

 

 

「子どもが変わる!」

 

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授業を通して、どの子も姿勢や集中力、認知力、自制心、論理力等が育ちます。

受験の有無に関係なく、子どもの持っているはずの能力を最大限伸ばしたい、という方にとっては、納得していただけるかと思います。

 

ma・senkaは、

 

・子どもの可能性を信じる方

 

・子どもが将来夢を持ったとき、叶えられる可能性を育てたい方

 

・一生続く学習をスムーズに行えるように、能力の土台を築いてあげたい方

 

にとって、最適な教室でありたいと思っています。

 

 

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ma・senkaの保護者の皆さまは、子ども達の可能性を信じています。

大きな未来を描いています。

想像するだけでなく、実際に通い、親も熱心に勉強しています。

 

親の限界が子どもの限界になっては、子どもに申し訳ないからです。

 

親の学ぶ姿勢は、子どもにも影響を与えます。

そうすると、子どももさらに学ぶ意欲が高まります。

 

大きな未来を実現させるためにできる、日々の小さな、楽しい習慣のひとつにma・senkaがお役に立てれば幸いです。

 

 

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