子どもは動いて学ぶ。大人と子どもは学び方がちがう。
これまでに、
「動きが少ない」
「大人しい」
という相談を受けたことがありません。
正確に言えば、
「うちの子ども、大人しいんですよね」
と言われたことはありましたが、親から
「困ったなー」
「どうしようかなー」
という、悩みの空気が伝わったことはないです。
それよりも、
「よく動く」
「すぐ走る」
という、動きが活発なことで、相談されたことは何度もあります。
昭和の時代ですと、そういう子どもは
「活発」
「落ち着きがない」
という言葉で済まされていましたが、今はすぐに
「多動」
と言われます。
「動かない方がいい」
「学ぶためには動かないことが普通」
という考え方が浸透しているからです。
まず、大人と子どもでは、考え方が違います。
学び方も違います。
大人は、
「できるだけ無駄な動きをしない」
というのが基本姿勢です。
できるだけ見通しを立てて、
「やったつもり」
「見たつもり」
で取り組むのをよしとします。
体を使ってあれこれ試行錯誤することを大切だと思いつつも、できるだけ省エネで済ませたいと思うのが本能です。
一方、子どもは
「動いて学ぶ」
のが基本姿勢です。
実際に体験して、この世界のことを知りたいのです。
ですから、触ったり、なめたり、動かしたり、体を使って世の中のことを学びとります。
そして、疑問がわいたらスルーしないで、どんどん聞いてきます。
「これ、なーに?」
と。
体よりも頭を使うことを学びと捉える大人。
体を使って世界を知りたい子ども。
大人と子どもを、同じようにみるのは、しない方がいいです。
学び方が違うからです。
ということは、よく動く子どもは、すごく無駄なことをしているのでしょうか?
そんなことはありません。
自分の体を十分使って、世界のことを知ろうとするのは、素晴らしいことです。
動きが少ない、大人しい子どもも、本当はもう少し動いた方がいいかもしれません。
あるいは、動きたいけど、動けないのかもしれません。
静かにしていた方が褒められるから、動かないのかもしれません。
本当は動きたいけれど、うまく体が使えないのかもしれません。
体が動くか動かないか、ということであれば、動いた方がいいです。
そして、動けば動くほど、前頭葉が活性化されます。
自粛期間中に、デスクワークのスピードが低下した、アイディアがわかない、集中できない、と感じた方は結構多いと思います。
バーチャルの世界が発達しても、人間は動物なので、体を動かすことは大変重要です。
Googleマップで行ったつもりになるよりも、歩いて現地に行った方が、得られる情報量がはるかに多いので刺激になります。
「子どもがあまりにも動かないな」
と感じたら、動けるような関わりをするといいと思います。
「動き過ぎる」と「大人し過ぎる」、
どちらがより気になるかというと、私は
「大人し過ぎる」
の方です。
大人しいと言われる子どもも、本当は
走りたい
大きな声で笑いたい
ボール遊びに参加したい
みんなと一緒に縄跳びしたい
と思っているかもしれません。
感覚は、使わないと成長しません。
もともと、私たちはどこの国に生まれてきてもいいようにできています。
日本語しか話せない状態で生まれてはきません。
何にでも対応できる感覚を持って生まれてきます。
そして、使われない部分はどんどん消えていきます。
使えば使うほど、体が
「これは必要だ」
と気がついて、残してくれます。
本田宗一郎は
「人生は見たり、聞いたり、試したりの3つ知恵でまとまっているが、多くの人は見たり聞いたりばかりで、一番重要な【試したり】をほとんどしない」
と言っています。
実際にやってみる、というのは、本当に大事なことです。
活発な子ども、動きが大きい子どもは、集団の中では目立ちます。
動かないより、動いた方が目立ちます。
目立つので、子どもが低年齢のうちに、見守る大人が考えたり、心配したり、相談したり、いろいろ工夫します。
それがいいのです。
目立たない子どもは、実は「試したり」ができないつまづきを誰にも気づかれず抱えていて、大きくなった時、
「なんで?」
「どうして?」
ということになる場合もあります。
大人と子どもは、学び方がちがいます。
子どもは、動いて学びます。
それをしっかり頭に入れておかないと、子どもを誤解してしまいます。
大人から
「あんな無駄なことをして・・・」
「意味ないのに・・・」
「迷惑だからやめて・・・」
と思われるようなことをして、学びます。
大人、あるいは、小学生、中学生でも、幼児から学ぶことはあります。
それは、スルーしない、ということです。
先ほど
「疑問がわいたらスルーしないで、どんどん聞いてきます」
と言いましたが、聞かない人は全然聞きませんし、わからなければ平気で読み飛ばしますし、わかった気になっています。
そっちの方が、よっぽどヤバくないですか?
まず、教科書が読めません。
知らない文字(もちろん日本語)があっても、テキトーに読みます。
読めないままで、テストに臨もうとしていた生徒もいます。
わからないこと、知らないこと、読めないことをスルーするのが当たり前になっているのです。
「幼児に学ぼう!」
という話です。
「これ、なーに?」
「なんて読むの?」
「どうしてこうなるの?」
いっぱい疑問をぶつけてくれた頃が懐かしい・・・、と思う方もいると思います。
自分を抑え込むよりは、どんどん出した方が、学びになります。
成長できます。
人は、体験することでしか学びを自分のものにできません。
見たり、聞いたりは、本当に楽にできるようになりました。
ただ、リアルな「試したり」が難しいです。
私の好きな劇作家、鴻上尚史さんも、これに通じることを話されています。
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活発な子どもは、全身を使って「試したり」をしています。
それは大変に素晴らしいことです。
「活発」より「大人しい」方を、なんとなく「えらいね」と思ってしまう方は、その根拠を考えてみてもよいのではないでしょうか。
もちろん、「度を超えた活発さ」には、気をつけなければならないところもありますが、大人しいから「オールオッケー」ということではないと思います。
動いて学ぶのが、子どもの学び方です。
自粛期間の時の子どもの様子を思い出しても、やっぱり、自由に動くことは大切だと思います。
今年の教育のテーマに、「試したり」はいかがでしょうか。
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