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2020.11.20 子どもの行動を変える必殺技

子どもの行動を変える必殺技

3歳「あのね、きょう、あさ、おきちゃった」

 

私「そう。つい起きちゃったんだ」

 

子どもの話は面白いですね。

聞けば聞くほど面白いです。

 

ある子どもは機関車の絵を見て

 

4歳「ぼく、生まれる前に乗ったよ」

 

と言っていました。

 

前世の記憶を持っている子どもが、この教室にいるとは。

とうとうma・senkaも非科学、未科学の世界に足を踏み入れたようです。

 

ある子どもは

 

4歳「あのね、むかし、こうえんにいったんだ」

 

私「そう。昔行ったんだ」

 

4歳「むかしっていうか、きのう」

 

 

子どもは、話すのが好きです。

聞いてもらうのが好きです。

話しは、内容よりも、まずは聞いてもらえることで、ほぼ、目的は達成されます。

 

教室の子どもの声は、待合室にいる保護者にも聞こえます。

我が子の話し声が聞こえると「集中していないんじゃないか?」と不安に思う方もいらっしゃいます。

 

私は、まったく不安に思いません。

 

楽しくて、話したくなる気持ちになって良かった、と思っています。

話したくなるだけじゃなく、実際に声に出せて、一緒に笑えて良かったと思っています。

 

なんでも、思っただけでは変わりません。

 

Amazonの書籍ランキングでは、必ずどこかに「言葉の力」「言葉の魔法」のような本が入っています。

たしかに、言葉には力があります。

 

「はじめに言葉ありき」「言霊」という言葉もありますし、人は、遠い昔から言葉の重要性に気がついていました。

現代でも、それは同じです。

 

でも、気がついていても、使いこなせないので苦労します。

苦労するので、言葉の使い方に関するノウハウ本は売れますし、読まれています。

 

言葉の運用力はコミュニケーション能力に直結します。

ですから、言葉については、幼児も小学生以上も、ちゃんと使えるといいなと思っています。

 

 

具体的には、言葉を音にしてもらっています。

思っただけでなく、実際に口から声を出してもらうということです。

 

 

音声にしないと、相手に伝わりません。

 

頭の中で「おはようございます!」と大声を出しても、口が動かなければ、その挨拶は相手に届いていません。

心の中では「いつもありがとうございます」と思っていても、実際に口を開いて言葉を発しなければ、相手の感情はピクリとも反応しません。

 

「念ずれば・・・」とか「思いは形になる」とか思うのはいいですが、もっと早く現実を変えたければ、声に出すことです。

 

これだけで、すぐに「感じのいい人」「礼儀正しい人」という評価をされます。

子どもなら、「ちゃんとしつけされた子」という評価をされます。

 

心が綺麗とか、あんまり綺麗じゃないとか、それは関係ありません。

むしろ、心が綺麗とか、良い人の方が、声を出してもいい場面でも「声を出したら迷惑じゃないか?」と思ってしまって、大事なことがまわりに伝わらず、様々な機会損失につながることもあります。

 

念じても現実が変わらないのは、念じても、まわりの人の耳には何にも届かないからです。

「ずっと思ってた」とか、「信じてた」とか言う前に、「実際に音にしましたか?」ということです。

 

音声にすれば、現実の変化はすぐに訪れます。

 

ですので、子どもたちにとって、「思ったことが言える」環境でありたいと思っています。

言うこと、音声にすることも、練習です。

 

まだ年少になっていない子どもでも、課題ができると「できました」と言います。

私は、「できたら、できましたと言うんだよ。わかった?」と、一度も言ったことがありません。

「ちゃんと言える?約束できる?言わないと怒るよ」みたいなことも、一度も言ったことがありません。

 

私が言わなくても、まわりの子どもが言っていれば、「できました」と言うようになります。

 

結局、環境です。

 

まわりが言っていれば、自然に言うようになります。

まわりが椅子を机に入れていれば、自然に入れるようになります。

まわりがドアを閉めていれば、自然にドアを閉めるようになります。

 

言葉には力があります。

確かにあります。

強力にあります。

私も、たくさんの言葉から学び、反省し、救われ、元気をもらいました。

 

ただ、実際、日々の生活に変化を起こすには、頭の中の言葉を増やすだけでは足りません。

 

音声にして、出すことです。

声が出せれば、変わります。

ですから、子どもと喋ったり、笑ったりする時間が、無駄とか、授業の邪魔とか、全く思いません。

 

次に、環境です。

「大きな声で挨拶しましょう」「ドアをしめましょう」と、標語のように伝えても、子どもは変わりません。

変わったら、逆に凄いです。

社会のルールを子どもに話すのは大事ですが、言葉だけで子どもの行動を変えるのは大変です。

 

「言っても言っても変わらない!」

 

というストレスもかかります。

 

変えたければ、環境の力を借りましょう。

子どもの行動を変える必殺技は、「みんなやってる」です。

 

「みんなやってる」

 

これより強力な技を私は知りません。

そして、大事なのは、「みんなやってるよ」と言わないことです。

 

子どもを「みんなやってる」環境に入れて、本人に「みんなやってる」ということを実感させるのです。

 

これが一番効きます。

 

ですから、いろんな年齢の子どもがひとつの教室で学ぶのは、とても効果があります。

2歳の子どもは、5歳の子どもの真似をして「でった(できた)」と言います。

小学生は、高校生の隣で勉強すると書く速度、ノートを開く速度、消しゴムを筆箱から出す速度、全部2倍になります。

 

子どもは、人の真似をする力が天才的です。

その力を使えばいいのです。

ですから、環境整備には、どれだけ労力を割いてもいいと思います。

環境が良ければ、やる気や意志といった力を必要としませんし、無理なく継続できます。

 

子どもに意志の力を要求するのが、そもそも間違いです。

また、言葉でコントロールしようとするのも間違いです。

まだ言語力が低い子どもに、言って聞かせるのは大変です。

大変な思いを大人も子どもも苦労するよりは、「みんなやってる」環境を探し、その中に入れれば、やる気も意志もなく、自然に、当たり前にできるようになります。

 

私は、子どもの気がつく力を信じています。

よく見ていますし、察します。

見えないものも感じ取ります。

前世の記憶がある子どもがいるぐらいですから!

 

環境の力の大きさは、その環境に入らないとわかりません。

これも、環境の大切さです。

読んだだけ、知っただけでは環境の変化は0です。

とにかく、実際に、その環境の中に身をおくことです。

 

良い環境の中に身をおき、良い流れに乗ると、より速く、より遠くまで行けます。

言葉の力を信じつつ、環境の力を大いに使ってください。

 

オンライン教育だけで幼児を教育できないと思うのは、上記の理由です。

子どもは、リアルな場で、感じることで成長します。

白黒はっきりしない、膨大なグラデーションの感性の中で育まれるものがあると思います。

中学生以上は、グラデーションとか悠長なことを言ってられません。「sがいるよ」「yも書いてください」「この式どういう意味?」と、白黒はっきりした時間が過ぎていきます。年齢、発達段階に合わせた指導をしているということで、ご理解ください。

 

 

「子どもが変わる!」

 

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授業を通して、どの子も姿勢や集中力、認知力、自制心、論理力等が育ちます。

受験の有無に関係なく、子どもの持っているはずの能力を最大限伸ばしたい、という方にとっては、納得していただけるかと思います。

 

ma・senkaは、

 

・子どもの可能性を信じる方

 

・子どもが将来夢を持ったとき、叶えられる可能性を育てたい方

 

・一生続く学習をスムーズに行えるように、能力の土台を築いてあげたい方

 

にとって、最適な教室でありたいと思っています。

 

 

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ma・senkaの保護者の皆さまは、子ども達の可能性を信じています。

大きな未来を描いています。

想像するだけでなく、実際に通い、親も熱心に勉強しています。

 

親の限界が子どもの限界になっては、子どもに申し訳ないからです。

 

親の学ぶ姿勢は、子どもにも影響を与えます。

そうすると、子どももさらに学ぶ意欲が高まります。

 

大きな未来を実現させるためにできる、日々の小さな、楽しい習慣のひとつにma・senkaがお役に立てれば幸いです。

 

 

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